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ヘルシードリンクで健やかなドイツ生活を送ろう

ドイツの飲み物といえばビールが真っ先に挙げられますが、
実は近年、熱い盛り上がりをみせているのがソフトドリンク業界。
中でも「ヘルシー」をキーワードにしたドリンクが続々と登場し、人気上昇中です。
今回は、定番の健康飲料から話題のトレンド飲料まで、
多種多様なドイツのヘルシードリンクを集めてみました。
食事のお供に、リフレッシュに、美味しく飲んで健やかなドイツ生活を送りましょう!
(取材・文:坪井由美子)

ドイツのドリンク事情

ドイツのドリンクドイツでは、日本のように次々と新しい食べ物が流行るということはありません。しかし、飲料については例外で、いくつものブームが起きています。中でも、ここ数年で一気に市場を拡大したビオのレモネードはまれにみる大トレンド。これに追随するように、健康志向や社会派を意識したドリンクが続々と登場し、その勢いはとどまるところを知りません。

環境先進国ドイツでは、世界的大企業より地元の生産者が作る商品や、消費することが搾取に繋がらない“フェアな”商品が多くの人々に支持されるという土壌があります。それに加えて、ブームの要因となったのがボトルのデザイン。ドイツではドリンクをボトルから直接飲むことが多いため、カフェやバー、イベント会場などで目を引くおしゃれなデザインのドリンクが受け、人気が広がっていきました。

ボトルのデポジット制も、ドイツならではのシステム。ドイツのドリンク事情には、ドイツ人の価値観やライフスタイルが丸ごと反映されていて興味深いですね。

ビオのレモネード

「ビオの原料」「フェアトレード」「社会貢献」といったエシカルなコンセプトが支持され、ドイツのドリンク業界で一気に市場を拡大した「地球と人に優しい」清涼飲料水。デザインの良さも受けて、おしゃれなカフェやレストランではお馴染みのドリンクとなった。ここ数年で新しいビオドリンクのブランドがどんどん誕生し、味のバリエーションも拡大。甘過ぎずフレッシュな味わいで、食事にもよく合う。

BionadeBionade

「より良い世界の公式飲料水」というキャッチフレーズとともに、爆発的ブームを巻き起こしたビオドリンク人気の火付け役は、今や日本をはじめ世界中で販売されている。ホルンダー(ニワトコの実)、オレンジ&ジンジャーなど全7種。
www.bionade.de

Lemonaid+Lemonaid+

ここ数年で人気急上昇のハンブルク発のおしゃれなレモネード・ブランド。“レモンでエイド(援助)”という名にふさわしく、売り上げの一部が途上国の農業支援や教育支援など、社会貢献に繋がる仕組み。
www.lemon-aid.de

BioZischBioZisch

75年も前から自然派ジュースを作っている会社「Voelkel」の清涼飲料水ブランド。反遺伝子組み換え、非添加物など原料へのこだわりはもちろん、持続可能なエネルギーやフェアトレードなど、社会派の哲学を掲げている。
www.biozisch.info

nownow

カメレオンがトレードマークの「now」は、ドイツのビオ・ビール市場でNO.1シェアを誇る老舗ビールメーカー「Lamsbräu」が展開するレモネード。自社製ミネラルウォーターから各種フルーツまで、厳選されたビオ原料を使用。
www.drinknow.de


ProviantProviant

ベルリン・クロイツベルク発のスムージー・メーカーが作るレモネードは、レモン、ルバーブ、オレンジなど、素材の持ち味をシンプルに生かした爽やかな飲み心地で、こってり系の料理にもぴったり。
http://proviant-smoothies.de

ビール屋さんが作る麦芽入りジュース

ドイツでは、ビールにライムやグレープフルーツなどの果汁を組み合わせた軽めのカクテル風ビールが大人気。この人気を受け、最近増えているのが、ビールメーカーが作る「Fassbrause」と呼ばれるノンアルコールの麦芽入り清涼飲料水。大手メーカーはもちろん、アルトビアやケルシュといった地ビール醸造所からも続々と登場している。「樽のソーダ」という名前の通り、ほのかに樽の香りを感じるすっきりとした味わい。


お茶系ドリンク

「お茶=健康飲料」というイメージが強いドイツでは、様々なハーブティーがスーパーマーケットや薬局で売られている。そして最近ようやく、ボトル入りの冷たいお茶飲料が増加中。緑茶はもちろん、栄養価の高いマテ茶やノンカフェインのルイボスティー、紅茶キノコ(ドイツではKombuchaとして販売)など、種類は豊富。フルーツや炭酸がプラスされたお茶飲料が多いのも特徴。


ミルク系ドリンク

腹持ちの良いミルク系ドリンクは、朝食やちょっと小腹が空いたときにもぴったり。乳酸菌を含む「ヨーグルトドリンク(Trinkjogurt)」は整腸作用があるほか、花粉症対策にもなる。カロリーが気になる人には低脂肪でコレステロールを下げる働きがあるという「バターミルク(Buttermilch)」がお勧め。「ケフィア(Kefir)」はビタミンB群を多く含む。


ココナッツウォーター

ココナッツの実の中に含まれるココナッツウォーターは、マグネシウムやカリウムが豊富で、低カロリー。普通のスポーツドリンクよりも電解質を多く含むので、運動の際の水分補給にはぴったりのドリンク。実際に、美容やダイエットに敏感なハリウッドセレブが愛飲し、世界的に流行中。ココナッツウォーター片手にトレーニングに励めば、ミランダ・カー体型も夢ではない!? パイナップルやざくろなどのフルーツ風味もあり。


豆乳ドリンク

健康志向の人やベジタリアン、動物性食品を摂らないヴィーガンが増えているドイツでは、「豆乳(Soja Drink)」はポピュラーな飲み物。プレーンな豆乳のほかにも、バニラやチョコレート味、マンゴーやパッションフルーツなどのフルーツ風味、米とミックスしたSoja Reis Drinkなど、様々な豆乳ドリンクがある。無糖タイプの豆乳は、温めてカカオパウダーやきな粉を入れて飲むのもお勧め。


子ども向け栄養ドリンク 「赤ほっぺちゃん」

青いスカーフを被った赤いほっぺの女の子がトレードマークの子ども向け健康飲料「Rotbäckchen」の誕生は1952年。戦後の栄養不足で青白い顔をした子どもたちに、赤いほっぺの元気な身体になってもらいたい、という思いから作られた。鉄分とビタミンが豊富な「Klassik」のほか、集中力をアップする「Lernstark」、飲みやすいショーレ(炭酸入り)など、ラインナップが増加中。

ドイツ産コーラ

風邪や腹痛のときには、まずコーラ。日本人には意外な話だが、ドイツでは医者も勧める通説で、身体が弱っているときのエネルギー補給に良いのだとか。ドイツ産コーラは高カフェイン(コカ・コーラの2倍以上!)なので、リフレッシュ効果も。クールなデザインで古くからカルト的人気を誇る「afri cola」に加え、最近シェアを拡大中なのがハンブルク発の「fritz-kola」。カフェやバーでも人気。


 
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