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ロンドンのゲストハウス
Fr. 06. Dez. 2019

輝け、原石たち
日本を飛び出し、ドイツで切磋琢磨する "若き血潮" を紹介します。


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1979年 栃木県宇都宮市生まれ
〜2000年 上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業後、(有)文教楽器の楽器製作学校で米国人のLouis Caporale 氏の下、約2年間楽器製作の基礎を学ぶ。
2004年9月~ 渡伊、パルマのRenato Scrollavezza氏の工房で働く。
2008年 ヨーロッパ各国の工房を訪れ、研修を積む。
2008年10月~ Andreas Kägi&Matthias Beimdiekの工房で研修中。ベルリン在住。
4月~6月までマインツのPeter Körner氏の下で学び、6月以降再びベルリンで活動を始める。パルマの弦楽器製作者協会、Violin Society of America(VSA)の一員。

「イタリアで楽器職人として働いています」という言葉を聴いたとき、頭の中で「カントリー・ロード」が流れた。スタジオ・ジブリが制作した映画「耳をすませば」に出てくる中学3年生の聖司くんは、バイオリン職人になるためにイタリアに旅立ったっけ。

イタリアといえば、名器と称される「ストラディヴァリウス」が生み出されるなど、長い歴史を持つバイオリン職人のメッカである。そのイタリアのパルマで、戦後イタリア楽器製作の復興の功労者の1人でもあるレナート・スコロラヴェッツァ氏の下修業を積み、現在はドイツでマイスター資格取得を目指す茅根健さん。大学在学中に始めたオーケストラで、始めてバイオリンを手に取った。

「最初は演奏することがただ楽しくて、でもその内にどうしてこんな音がでるんだろうと、楽器の構造に興味が移っていったんです」と、バイオリンの魅力にはまってしまった経緯を語る。

その後、日本で米国人のルイス・カポラレ氏に師事しながら2年間楽器製作の基礎を一から学んだ。日本での活動を前提に研鑽を積んでいた茅根さんは、友人の付き合いでたまたま立ち寄った米国の楽器屋で運命的な出会いを果たす。後に師事するスコロラヴェッツァ氏の楽器がそこに展示されていたのだ。楽器から溢れ出る雰囲気と美しさに強く惹かれ、かくしてイタリア行きを決めるに至った。

イタリアでは主に新作楽器の製作に携わり、現在までにバイオリン20本、ビオラ2本、チェロ1本を製作した。 「バイオリン作りを始めて7年、やっとある程度自分の望み通りの音が出せるようになってきたんです」

職人の世界で認められるため、外国人というハンデを越えるため、人一倍真剣にバイオリンと向き合ってきた。その成果が実感できるようになった今、ドイツという新しい環境で第一歩を踏み出し始めた。笑顔が頼もしい彼の、今後の活躍に期待がかかる。

(編集部:高橋萌)


レナート・スコロラヴェッツァ氏の工房にて。写真前列左端に茅根さん、中央にスコロラヴェッツァ氏


茅根さんが作ったバイオリン

Information

茅根さんが6月からゲゼレ(職人)として正式に働き始めるケーギ氏とバイムディーク氏のマイスター工房。ここで茅根さんは、楽器の修理・修復を中心に活動する。

Andreas Kägi & Matthias Beimdiek Geigenbaumeister
Wiesenstr.62, 13357 Berlin Aufgang 7, 2. Etage
TEL: 030-8815489(Andreas Kägi)
TEL: 030-88683675(Matthias Beimdiek)
行き方: Sバーンの1,2,25に乗ってHumboldthain駅で下車。徒歩1分。

新作の依頼はこちらから
www.liuteria-parmense.com (パルマの弦楽器製作者協会)
E-mail: このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
TEL: 0152-24104865

 

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