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目標に向かって 夢を描く「ドリームマップ」

去る9月27日、フランクフルト日本人国際学校で「ドリームマップ(=夢の地図)」の特別授業が行われました。ドリームマップとは、数年先の目標を決め、それを写真や絵を切り貼りしたコラージュにして発表する目標達成ツールです。これにより夢の実現に向けて積極的に行動しやすくなるとされ、教育現場や企業研修などでも利用されています。ドイツでの普及に尽力する伊藤直美さんなど数名が、毎年講習会を開催しており、今年は発案者の秋田稲美さんも来独されました。

講習会
今年の「ワンデイ☆ドリームマップ」講習会に参加された皆さん

私も「夢」や「目標達成」という言葉に惹かれて、昨年3月に初めて「ワンデイ☆ドリームマップ」講習会に参加し、「ドリームマップ」を作りました。

まずは今の自分を知るためのワーク。参加者同士でロールプレイをしたり、「ドリマ先生」と呼ばれるファシリテーターからの質問に答えながら、自己理解を深めていきます。このワークだけでも新しい発見があり、自分の考え方の癖を知ることができました。そこから将来の自分の目標や、自分が幸せにしたい人、理想の社会など、自己の目標と他者や社会との関わりについて考えていきます。自分勝手に夢に突き進むのではなく、他者との相互作用で目標の実現を目指すことで、自分の目標に奥行きが増します。

ドリマ先生
ドイツのドリマ先生・伊藤直美さん(左)とドリームマップ発案者の秋田稲美(右)さん

続いて、明確になった目標を元に、雑誌などから理想のイメージや写真を切り取って画用紙に貼り「ドリームマップ」を完成させます。好きなものや理想に近い写真を集める作業自体も楽しく、視覚に直接訴えるイメージを用いることで、自分の夢を鮮明に思い描くことができました。自分の作った「ドリームマップ」を見ているだけで、未来に向けてワクワクした気持ちになります。

最後に参加者同士で発表します。自分の発表をするときには、ほかの参加者の温かく応援するような雰囲気の中で、のびのびと自信を持って夢を語ることができ、目標達成に向けて行動しようという前向きな気持ちになれました。また、ほかの参加者の皆さんが生き生きと夢や目標を語る姿に、ポジティブな刺激とパワーをもらいました。

夢を抱いたり語ったりすることが難しい今の時代に、将来の目標を明確にし、他者と共有できたのは楽しく素晴らしい体験でした。「ドリームマップ」を作っただけで夢がかなうわけではありませんが、近い未来の目標を明確にし、視覚化することで、目標達成に向けて自ら行動を起こすきっかけとなりました。

皆さんも一度夢について考えてみませんか?

ドリームマップ普及協会: www.dream-map.info
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ユゴ さや香
2003年秋より、わずか2週間の準備期間を経てドイツ生活開始。縁もゆかりもなかったこの土地で、持ち前の好奇心と身長150cmの短身を生かし、フットワークも軽くいろんなことに挑戦中。夢は日独仏英ポリグロット。
 
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