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おしゃれな餃子屋さん「IIMORI Gyoza Bar」

昨年夏フランクフルトのガルス地区に、餃子をはじめラーメンやお弁当、丼ぶりなどの日本の味が楽しめる「IIMORI Gyoza Bar」がオープンしました。市内でカフェを経営する飯守篤子さんと娘の牧葉(まきば)さんが、エレガントな雰囲気の中で餃子やラーメンを楽しみたいと考え、具の変化がつけやすい餃子に注目し、餃子バーを開きました。北海道でラーメンを食べ歩いたり、ラーメンの修行をしたりして身に付けた納得のいく日本の味を、ドイツで再現しました。

牧葉さん(前列中央)と、フレンドリーなスタッフの皆さん
牧葉さん(前列中央)と、フレンドリーなスタッフの皆さん

ランチ時に足を運んでみると、家族連れからサラリーマンまで続々と客が訪れていました。飯守さん母娘自らが手がけた店内は、餃子屋さんとは思えないお洒落な内装。千代紙を思わせる色とりどりのパネルを重ねたカウンターや、ロココ調の調度品にシャンデリア、ドイツ製の椅子の座面に日本の布を被せるなど、和と洋が不思議と調和しています。豚、鶏、海老などの定番餃子から、チーズ、紫蘇(しそ)、パクチーなどの変わり種まで、焼き餃子だけで8種類あります。担当の牧葉さんが食べてみたいと思った具を試し、客の反応に合わせて具材を変えているのだとか。個人的にはパクチー餃子が癖になる美味しさでした。ドイツ人にも好評で、今後も新しい餃子を開発予定だそうです。

大正ロマンと18世紀フランスを融合した、素敵な店内
大正ロマンと18世紀フランスを融合した、素敵な店内

ランチは、サラダバーと主菜、日替わり餃子がセットになっています。サラダバーでは切り干し大根やひじきの煮物、かぼちゃサラダなど、日本のお惣菜約15 種類が食べ放題。主菜はラーメンや丼もの、お弁当などから好きなものを選べます。ベジタリアンやヴィーガンの人でも食べられるよう、ラーメンは全て卵を入れない麺を使用。餃子は北海道産小麦粉に米粉を配合したこだわりの生地で、野菜だけの餃子も提供しています。私が訪れたのは氷点下の寒い日だったので、温かいラーメンの中からフランクフルトでは珍しい塩味を注文。「素朴で胃にも優しいあっさり味のラーメンです」という牧葉さんの言葉通り、ホッとする懐かしい味で、体の中から温まる美味しさでした。餃子も焼きたてが運ばれて来て、熱々を一気にほおばるとジューシーな具が口いっぱいに広がります。餃子は持ち帰りもでき、夕飯のおかずとして買って帰るのもお勧めです。また系列カフェのケーキやタルトも揃っているので、前菜からデザートまで日本の味を楽しめます。

種類豊富な副菜と、素朴な味のラーメン、具の変化が楽しめる焼きたて餃子で毎日通う常連客もいるほどだとか。店を切り盛りする牧葉さんは「ぜひ懐かしい日本の味を食べに来て下さい」と素敵な笑顔で答えてくれました。

www.iimori-gyozabar.de
ユゴ さや香
2003年秋より、わずか2週間の準備期間を経てドイツ生活開始。縁もゆかりもなかったこの土地で、持ち前の好奇心と身長150cmの短身を生かし、フットワークも軽くいろんなことに挑戦中。夢は日独仏英ポリグロット。
 
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