ギリシャ神話の英雄や神々がそそり立つ前方に、ずらりと並んだ色とりどりのフィギュアたち。何だか不思議なポスターが目に留まりました。最前列にさっそうと構えているフィギュアは、ブルーのコスチュームと赤いパンツに赤いマントを身にまとった、あのスーパーマン!そして、スパイダーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アイロンマンなどなどが勢ぞろい。何だかロッキーのテーマソングが聞こえてきそうな感じです!
スーパーヒーローの世界へようこそ
そんな、誰もが子どもの頃にアニメや漫画で出会ったヒーローたちの展覧会「スーパーヒーロー神話 – ヘラクレスからスーパーマンまで」(Mythos Superhelden – Von Herakles zu Superman)が、ハンブルク考古学博物館で4月26日(日)まで開催されています。スーパーヒーローは、何か特別な能力を持ち、苦しんでいる人々を救い、悪に立ち向かう、まさに正義の味方。その超人的パワ-に憧れ、何世代にもわたり人々を魅了してきた彼らは、いったいどこから来たのでしょうか?その起源はどこにあるのでしょうか?
会場に入ると、まず目を引くのは、ケースの中に収められた膨大な数のフィギュアたち。1970年代、米国の小さなおもちゃ会社であるメゴ・コーポレーションが、コミックのスーパーヒーローが子どもたちに人気なことに目を付け、ビニール製の頭部に布の服を着た、手足を動かせるプラスチック製のフィギュアを作りました。それが、爆発的な人気を博し、世界中に広まったのです。また、珍しいオリジナル版スーパーヒーローコミック誌も展示されていました。
ダイナミックな映像とカラフルなフィギュアたち
さらにこの展覧会では、古代の神話や伝説の中の英雄たちと現代のスーパーヒーローを比較し、そのルーツを探求していきます。古代ギリシャ神話のヘラクレスはスーパーマン、アマゾネス族の王妃ダイアナはワンダーウーマンというように、神話の英雄たちはスーパーヒーローのインスピレーションの源となっているのです。ほかにも世界各国のスーパーヒーローとそのル-ツについての映像、1930年~現在に至るスーパーヒーローの変遷と世界の出来事との関係を表す歴史的な展示なども興味深かったです。家族連れ、特に小学生くらいの男の子たちが大勢来ていましたが、お父さんたちも目を輝かせ、お子さん以上のはしゃぎっぷり!
われらのスーパーマン!
その時代や社会が求める理想の人間像を体現するヒーローたち。人間は、これからも変わらず、ヒーローの正義、勇気、希望の物語を求め続けるのでしょうか。ノスタルジックでちょっとワクワクする展覧会でした!
ハンブルグ郊外のヴェーデル市在住。ドイツ在住38年。現地幼稚園で保育士として働いている。好きなことは、カリグラフィー、お散歩、ケーキ作り、映画鑑賞。定年に向けて、第二の人生を模索中。



インベスト・イン・ババリア
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