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Fr. 17. Aug. 2018

横浜・黄金町シェアホステル ドイツ人建築学生による設計提案

ライプツィヒ応用科学大学(Hochschule für Technik, WirtschaftundKultur /HTWK Leipzig)建築学科の設計演習に、3年前からゲストクリティックとして関わっています。日本の現代建築の魅力に惹きつけられているアンスーサ・ロッフラー教授からの依頼を受け、学生たちに基本的な日本の建築法規をレクチャーし、参考になりそうな例を紹介しながら彼らの設計案にアドバイスと批評を行っています。ほとんどの学生が日本には行ったこともありませんが、インターネットで情報を集めることが日常になっている彼らは、課題に設定された敷地についてグーグルのストリートビューで詳しく観察することに長けています。

授業
新しく改修されたばかりの演習室での授業の様子

今回の冬セメスターでは、設計のテーマも現代の社会背景に合わせて「シェア」する形を課題にしています。個人がそれぞれの部屋の中で閉じた暮らしをするのではなく、例えば食べる場所や本を読む場所を共有するのであればどのような空間が可能なのか、想像力を働かせながら学生たちは設計に取り組んでいます。彼らは修士課程( マスター)で、学部をほかの大学で終えてライプツィヒに新しく来た学生や、以前は銀行や不動産会社に勤めていて新しく建築を学びに来ている学生、フランスからの交換留学生など、設計に取り組む姿勢も異なりバラエティーに富むコースになっています。設計の内容は、最近日本でも増えてきているゲストハウス( ホステル) が対象です。また、2人一組になって一つの案にまとめ上げるのも特徴です。

敷地は横浜の黄金町にある高架下とその周辺で、すぐ脇を流れる大岡川との関係をどう設計するかが課題となっています。実際に、かつてこの地区には売春宿が並んでいましたが、今ではアートを取り込んだ地域再生が活発に進んでいます。ドイツの整然とした都市計画の風景に比べ、さまざまな大きさの建物がバラバラと雑多に建ち並ぶ日本の都市は、学生たちの設計意欲をポジティブに掻き立てているようです。「なんでもあり」という状況は、自由な発想で建築に取り組むことを可能にしています。

母親同士
設計案についてプレゼンテーションする学生

設計演習は、昨年の10月から今年の1月までクリスマスと年末年始を挟んで約4カ月かけて行われます。日本の路地空間に触発されて、彼らなりの「路地」の解釈を設計に取り込んだ案や、公私の境をコンセプトに空間化した案など、ドイツ人学生ならではの視点で設計が進んでいます。力作揃いの最終提出が楽しみです。

ライプツィヒ応用科学大学:www.htwk-leipzig.de
ミンクス 典子
ドイツ建築家協会認定建築家。福岡県出身。東京理科大学建築学科修士課程修了後、2003年に渡欧。欧州各地の設計事務所に所属し、10年から「ミンクス・アーキテクツ」主宰。11年より日独文化交流拠点ライプツィヒ「日本の家」の共同代表。
www.djh-leipzig.de
 
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