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So. 21. Okt. 2018

ドイツ歯科事情

ドイツの歯科治療の話になると、「すぐに歯を抜こうとするから行きたくない」「ドイツ人の大きな手で歯を治療されるのは嫌だ」「全身麻酔をすることもあるから怖い」と、事実かどうかは別として、ネガティブなイメージが先行しがちです。しかし、日独どちらも世界に誇る先進国。医療の基本は同じはずなのに、なぜこんなにも認識に差があるのでしょう。当コラムでは、実際の日本とドイツの歯科治療の違いや、国民性や社会的背景も踏まえてお伝えいたします。

歯科医師 宮川順充
1971年札幌生まれ。95年歯科医師資格、2003~07年オーストリア・ドナウ大学院大学の講師およびルドルフィナーハウス病院内歯科医院(ウィーン)勤務。08年歯科医療技術インスティテュート IDEA(カリフォルニア)顎機能矯正学部門講師。09~13年ランドハウス歯科医院勤務。14年より同院の経営パートナー。 www.landhausstrasse.com

歯のホワイトニング(ブリーチング)

多くの人が憧れる、雑誌やドラマで活躍するモデルや俳優のような真っ白な歯。特にアメリカでは、「セレブリティー・ハリウッド ホワイト」という表現があるほど、白い歯は美のステイタスシンボルです。

しかし、実際の歯の色はやや黄色味、またグレーの色素が含まれており、生まれつきまっ白な歯を持つ人はほとんどいません。

では、なぜ芸能人はあんなに歯が白いのでしょうか? それはほぼ100%の割合でセラミッククラウンを被せているか、また天然の歯であればホワイトニング(ブリーチング)処置をしているからです。

近年では広告などで「歯のホワイトニング」という言葉を目にする機会が多くなっていますが、日本とドイツでも人前で話をする機会の多いビジネスマンを中心に、歯のホワイトニング処置を希望する人が増加しています。そこで今回のコラムでは歯の色を白くする、「歯のホワイトニング(ブリーチング)」についての話題をお伝えします。

歯を審美目的で白くする技術が普及し始めた頃は「ブリーチング」と呼ばれていましたが、衣服などのブリーチング(漂白)と混同されたりイメージが良くないということで、現在はホワイトニング(ドイツではZahnbleaching)という名称が一般的です。

歯のホワイトニングの原理は過酸化水素や過酸化尿素という化学物質を使用し、歯の内部にある色素を脱色するもので、その原理が発見されたのは100年も前のことですが、実用化されたのは約30年前。

ホワイトニングは大きく分けると、自分自身で行う「ホーム・ホワイトニング」と歯科医院で処置してもらう「オフィス・ホワイトニング」の二つの方法があり、いずれの方法にも長所・短所があります。

また、妊娠中や授乳中などの理由でホワイトニングができないこともあるので、歯科医師とよく相談した上で、個人の事情やライフスタイルに合わせて方法を選択する必要があります。

ホワイトニング(約20分の施術)の術前(写真左)・術後(写真右)
ホワイトニング(約20分の施術)の術前(写真左)・術後(写真右)

ホーム・ホワイトニング

- メリット -
・歯に対する薬剤の刺激が少ないため、知覚過敏や痛みが少ない
・自分の好きな時間にできる
・オフィス・ホワイトニングに比べて色の後戻りが少ない

- デメリット -
・毎日数時間、2~4週間ほどマウスピースをつける必要があるため、作業が面倒な人には不向き
・効果が出るまでに時間がかかる
・ホワイトニング期間中は着色しやすい飲食*や喫煙を避ける必要がある
*コーヒー、紅茶、カレー、赤ワイン、チョコレートなど

オフィス・ホワイトニング

- メリット -
・効果が出るのが非常に早い(1~2回の通院で終了)
・短時間で白さの調整が可能
・歯科医院で施術するため煩わしさがない

- デメリット -
・薬品の濃度が高いため、知覚過敏や痛みが出ることがある
・色の後戻りが早い傾向がある

お知らせ

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