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ミュンヘン
英国庭園の冬の楽しみ方

12 Februar 2010 文・写真 さかいざわ はる

ミュンヘンの名所の1つに、英国庭園(Englischer Gar ten)があります。南北約6kmに伸びるこの庭園は、緑あふれる夏が特に美しく、園内の有名なビアガーデン「中国の塔(Chinesischer Turm)」には、国内外から多くの人が訪れます。庭園を流れるアイスバッハ(Eisbach)ではサーフィンを楽しむ人の姿が見られ、芝の上は日光浴やピクニックをする人々で賑わいます。

それに引き換え、冬の英国庭園は雪に覆われてまるで墨絵の世界のような景色へと変わり、少々ひっそりとしています。しかし、これも捨てたものではありません。雪景色を眺めながら、ノルディックウォーキングやクロスカントリーなどのスポーツが楽しめるのです。英国庭園に限らず、ミュンヘンにある大きな公園やイザール川のほとりに雪が積もると、誰が作るのか、知らぬ間にノルディックスキーのコースができますが、英国庭園は土地も平らなので初心者には最適のコースです。

英国庭園でスキーをする人たち
街中とは思えない景色!
英国庭園でスキーをする人たち


さて、私にとって英国庭園での冬のお楽しみは、それだけではありません。体を動かすことと同様に、ビアガーデンも欠かせません。

英国庭園の北側にある地下鉄Nordf r iedhof駅から東へ10分程歩いた場所に、ミニホーフブロイハウス(Minihofbräuhaus)という、その名の通り小さなビアガーデンがあります。ここは中国の塔やゼーハウス(Seehaus)、ヒルシャウ(Hirschau)など、同じ庭園内にあるほかのビアガーデンに比べて規模は小さいのですが、夏も冬も常連客たちであふれ、週末の午後は少し時間が遅いと人気のバイエルン料理、シュヴァイネブラッテンやシュニッツェルが品切れになってしまうほどです。手作りのアプフェルシュトゥルーデルも美味しく、さらにお値段も良心的です。テントの幕を張っただけの簡素な造りの室内には大きな暖房がありますが、コートを脱げるほど暖かくはありません。ただ、サッカーの試合がある日は別。テント内は大型テレビで試合を観戦する人たちの熱気で満たされます。

ここでは、バイエルンの気取らない雰囲気のビアガーデンが冬も変わらず楽しめます。また、店主が犬好きであるため、犬連れの人たちのミーティングポイントにもなっているようです。バイエルン方言を話すお店の人との会話は難しいかもしれませんが、ビールと犬をきっかけに飲み仲間ができるかもしれません。四季を通して違った楽しみ方ができる英国庭園。まだ行ったことがないという方は、ぜひ行かれてみてはいかがでしょう。

www.minihofbraeuhaus.de

冬でもビアガーデンを楽しむ人々
寒くても平気!
冬でもビアガーデンを楽しむ人々


さかいざわ はる
2004年からミュンヘン在住。居心地の好い「大きな田舎」ミュンヘンでの生活に馴染んでしまった今、もう東京の生活には戻れないかもしれない・・・・・・。散歩と井戸端会議が日課の団地妻。


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