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ロンドンのゲストハウス
Di. 18. Dez. 2018

平和を想像し続けるオノ・ヨーコの世界

ジョン・レノンのパートナーとして、芸術家として、圧倒的な存在感で世界にその名を知られるオノ・ヨーコ。ビーレフェルトと12月13日からは英国ゲーツヘッドを巡回する今回の展覧会は、彼女の1961年から現在に至るまでの作品群が一堂に並び、コンセプチュアル・アートの原点を示す内容になっている。公開に合わせて来独したオノ・ヨーコの言葉と作品を紹介する。(編集部:高橋萌)


WHITE CHESS SET 1966

AMAZE 1971-2008
AMAZE 1971-2008

ガラス張りのラビリンス「AMAZE」に迷い込む、日常の小さな変化やたわいのない出来事が生き生きと輝きだす。

展覧会のタイトル「BETWEEN THE SKY AND MY HEAD~空と私の頭の間」には何がある?との問いかけに「そこに想像力の源泉があるの」と言った彼女は、想像力が世界を変えると確信している。「Imagine Peace ── 平和を想像してしてください。そこから平和が生まれるのです」

WEIGHT OBJECT NO.5 / MINDSCALE 1966-1993
WEIGHT OBJECT NO.5 / MINDSCALE 1966-1993

ピストルと家族写真、
心の天秤「マインド・スケール」にかけるとどちらが重いだろう。

「アートはコミュニケートする」という彼女の言葉通り、深い印象を与え、自由な解釈を許す作品は、観覧する個人の経験や思考の記憶を刺激する。

FAMILY ALBUM(BLOOD OBJECTS)/ HIGH-HEELED SHOES
FAMILY ALBUM(BLOOD OBJECTS)/ HIGH-HEELED SHOES

作品は問いかける、「大切なものを見失っていない?」

女性の内なる怒りを表現した「ファミリー・アルバム」と呼ばれる作品群の1つ。血にまみれた日常雑貨が、家庭の中に隠された暴力を暴く。

Film Still from FLY 1970
Film Still from FLY 1970
© 1970 Yoko Ono Courtesy of Lenono Photo Archive

ハエが女性の体を飛び回るムービー・アートのひとコマ。

オノ・ヨーコは言う、「自分は人より少し苦い思いをしてきたから、強くなれる」と。時代に翻弄されながらも決して平和をあきらめない強さ、感性に溢れた珠玉の言葉。想像から創造へ終わりなき活動を続ける彼女の過去と現在に触れ、人はふと歩みを止め、生きる世界の価値を見つめ直すチャンスを得るかもしれない。

Yoko Onoオノ・ヨーコ
(YOKO ONO LENNON)

1933年2月18日東京都生まれ。芸術家。コンセプチュアル・アートの先駆者。52年学習院大学哲学科に入学し、翌年に米ニューヨークへ移り住みサラ・ローレンス大学、ハーバード大学で学ぶ。60年代には前衛芸術グループ「フルクサス」の活動に参加し、パフォーマンス・アート「カット・ピース」や言葉を集めた作品「グレープフルーツ」などを発表、脚光を浴びる。

66年ロンドンに活動の場を移し、インディカ・ギャラリーで個展を開催した時にビートルズのジョン・レノンと出会う。 69年にジョンと人生2度目の結婚、2人の間には息子、ミュージシャンのショーン・レノンがいる(1度目の結婚で娘を1人産んでいる)。ジョンとともに前衛的な音楽活動を行う傍ら、平和を訴える活動を世界規模で展開した。そして、現在に至るまで平和を求める芸術活動を精力的に行い、2007年にはイマジン・ピース・タワーをアイスランドのレイキャビクに完成させた。

展覧会情報
期間 開催中~11月16日(日)まで
時間 11:00~18:00 水~21:00 土10:00~ ※月曜休館
料金 7ユーロ(割引2~5ユーロ)
場所 Kunsthalle Bielefeld Artur-Ladebeck-Straße 5, 33602 Bielefeld
TEL 0521-32999500
WEB www.kunsthalle-bielefeld.de
 
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