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ドイツニュースダイジェスト
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Mo. 22. Dez. 2014

ハンブルクで日本三昧

北ドイツ最大の港町ハンブルク。中世以降ハンザ同盟都市として興隆し、今なおその伝統を保ちながら、商業、貿易、メディア、文化の中心として賑わうこの特別市(州と同格)には現在、3000人近くの日本人が生活し、経済、文化、芸術、スポーツなど多方面で活躍している。年間を通して日本関連のイベントが催され、中でも毎年5月に行われる「ハンブルク桜祭り」はその代表格と言える。異国ドイツで故郷「日本」を感じたくなっら、ぜひハンブルクへ!情緒あふれる桜や花火の光景が、訪れる者を懐かしの日本へと誘う。
(編集部:林 康子)

ハンブルク桜祭り会場 周辺地図

桜祭りと花火

日本人にとって桜は、春の訪れ、旅立ち、流れゆく時間の無常さ、生命の脆さなどを意味する。その花が咲いてから散るまでの期間は約10日と実に短く、美しくも儚い命を惜しむように人々はその下で宴を楽しむ。花見の歴史は古く、平安時代の812年に嵯峨天皇が「花宴の説」を催したのが起源とする説が有力。日本を離れ、遠くドイツで生活していても、そんな日本の美をふと思い起こさせるような機会、それがハンブルクの桜祭り(Japanisches Kirschblütenfest)だ。

「桜祭り」のきっかけは、1960年代後半にハンブルクの日本人コミュニティーがハンブルク市民との友好関係に対する感謝の印として Alsterpark、Alsterkrugchaussee、そしてAltonaer Balkon に植えた桜の木。1968年には、桜祭りに合わせて初めて日本の花火が打ち上げられた。在ハンブルク日本国総領事館を中心に始まったこの花火大会はそれ以来、何千人もの見物客が集まる一大イベントに発展し、今では市民に愛される春の風物詩として定着している。

42回目を迎える今年の桜祭りの開催は、5月22日(金)。ハンブルク日本人会が主催するこの祭りの当日は、Armgartstraße(Schwanenwik と交差する広場)で日本食の屋台も出店される。美味しい日本食に舌鼓を打ちながらアルスター湖畔で自然を散策した後、日没が近づいたら、花火の打ち上げ会場となる外アルスター湖畔(Außenalster)へ。オススメの見物席は、やはりアルスター湖上に浮かぶボートの上。湖面に反射してきらめく花火の光を眺めながら哀愁に浸るというのも、なかなか粋なものだ。今宵は、桜と花火の饗宴に酔いしれよう!

ハンブルク

(写真:1〜5 www.mediaserver.hamburg.de / 6 www.pixelio.de)

桜のプリンセス

桜祭りのメーン・プログラムの1つに、1968年から2年に1度行われている「桜のプリンセス」の選出がある。桜のプリンセスを選ぶ権利を持つのは、世界で3都市のみ。ハンブルクは「財団法人日本さくらの会」によって、カナダのメルボルン、米国のワシントンと並んで、その権利を与えられている都市の1つとなっている。今年はプリンセスの選出年に当たり、ハンブルク独日協会(DJG)主催で5月23日(土)に独日の政界、経財界、外交関係者たちによって選ばれる。応募資格は、上級の英語知識を有する、ハンブルク在住の19~27歳までの女性。選ばれたプリンセスは、特別大使として2010年の3月に総理大臣をはじめ、政界や経済界の代表者を表敬訪問する予定で、以後2年間の任期を務めることになる。今年で26代目となる桜のプリンセスの栄誉は、いったい誰の手に!?

Princes「日本に行った時は、まるでポップスターになったような気分でした。私の頭の上に乗っている小さな王冠を見た街の人々が手を振ってくれて、訪れた先々で熱烈な歓迎を受けました。特に総理大臣やハンブルク市長との面会は、感激しました!日本とハンブルクの友好関係に貢献できたことを嬉しく思います」
25代目(2007年選出)桜のプリンセス、ジモーナ=マリーソル・レルヒさん
桜祭りはこうして楽しむ

花火花火は22:30スタート。花火見物の絶景ポイントを確保するため、少なくとも1時間前には会場に到着するようにしよう。また、会場近辺に駐車場がないので、車での来場は避けて。湖面で花火を見物したい人は、早めにボートを予約しよう。

ボートを借りるなら……
www.bootsvermietung-dornheim.de
(2人用1時間9 ユーロ~)
www.hamburg-magazin.de/fr_bootsverleih-kanuverleih.htm
www.hamburg-adressen.de/bootsverleih-hamburg.html

コンサート・ プログラムも!
桜祭りコンサート
Konzert zum japanischen Kirschblütenfest

インターナショナル・カレッジ・オブ・ミュージック・ハンブルクでは、50人以上のアジア地域出身の学生が学ぶ。日本出身の学生も国際コンクールで入賞するなど、優秀な成績を収めている同校の卒業生が様々なクラシック・プログラムを披露する。

5月22日(金) 20:00
Kirche St. Johannis Harvestehude
Turmweg, 20148 Hamburg
www.icom-hamburg.de

ハンブルク・大阪友好都市提携20周年

大阪城1989年5月11日、ハンブルクと日本の交流にとって1つの礎となる出来事があった。当時のハンブルク市長ヘニング・フォシャラオ氏と大阪市の西尾正也市長によって友好都市提携が締結されたのだ。北ドイツ最大のメトロポリス、ハンブルクと、西日本の中心で「天下の台所」とも呼ばれた大阪の両都市には、港町という地形柄、歴史的にも経済的にも多くの共通点がある。そこで当時、産業構造改革や空間・都市計画、環境保護対策などの共通課題で両市が協力し合いながら取り組むことで合意。それ以来、友好都市として、政治、経済、法律、教育、文化、スポーツなど多方面で交流を重ねている。

例えば1999年には、友好都市提携10周年を記念して、ハンブルクでは「日本週間」、 大阪では「ハンブルク週間」と題し、両市のアーティストの交流、異文化紹介イベント、経済シンポジウムなどが催された。また、95年の阪神・淡路大震災の時には、地震が発生した当日にハンブルク市長が大阪市へ電報を送って援助を申し出たほか、震災で家を失った少年少女5人をハンブルクへ招待したというエピソードもある。

今年は、両市の友好関係締結20周年という節目の年。ハンブルク市内各地で記念イベントが開催されている。

関連イベント

トウィニズム:ハンブルク・大阪友好都市20年
Twinism - 20 Jahre Städtepartnerschaft Hamburg Osaka

一風変わったコンセプトのもとに集められた大阪とハンブルクの若手アーティスト9人による作品を展示する。クンストハウス・ハンブルクと大阪のAD&A galleryで、同一の展覧会を同時に開催。

5月11日(月)~ 6月21日(日)
※大阪は6月6日(土)~
ハンブルク: 火~日 11:00 ~ 18:00
Kunsthaus Hamburg, Klosterwall 15, 20095 Hamburg
www.kunsthaushamburg.de
大阪: 13:00 ~ 20:00 木曜休廊
AD&A gallery, 550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1-6-12
www.adanda.jp

第1回 日本語スピーチ・作文コンテスト
1. Japanisch - Rede - und Aufsatzwettbewerb

香川県の非営利株式会社ビック・エスインターナショナルが、ハンブルク大学と大阪・ハンブルク友好都市協会と協力し、日本語スピーチ・作文コンテストを主催する。テーマは「青年の視点─私の人生設計」。

5月23日(土) 12:00
Rathaus der Freien und Hansestadt Hamburg
Rathausmarkt 1, 20095 Hamburg
www.bigs-i.com

ハンブルクで 日本を味わうならココ!

第10回ハンブルク日本映画祭
Das 10. Japanische Filmfest Hamburg

桜祭りが終わっても、「日本」に触れるチャンスはまだまだある。その1つが、今年で記念すべき第10回目を迎える「ハンブルク日本映画週間」だ。毎年、日本映画の最前線を紹介しているこのイベントでは、今年もオープニング作品「純喫茶磯辺」(吉田恵輔監督・脚本、2008)を皮切りに、ロマンチック・サイエンス・フィクション作品「僕の彼女はサイボーグ」(郭在容監督、2008)や日仏合作の「Inju」(バーベット・シュレーダー監督、2008)、浦沢直樹原作の漫画の実写版「20世紀少年」(堤幸彦監督、2008)など計36本の多彩なラインナップが揃う。また、ここでも大阪とハンブルクの友好都市提携20周年に因んで、大阪芸術大学・映像学科の学生たちによる作品も鑑賞できる。

今回の目玉は、時代劇とヤクザ映画の巨匠、中島貞夫監督作品の回顧上映。中島監督は、日本映画制作の黄金期と呼ばれる1960年代に東映時代劇の制作から出発し、70年代にヤクザ映画に転向。リアルな暴力描写に主眼を置きながら、同時に人の心の繊細さをも表現するという、このジャンルにそれまでなかった斬新な手法で、「仁義なき戦い」シリーズでお馴染みの同期、深作欣二監督と対照的な作品を手掛ける。同監督をゲストに迎え、代表作2本「脱獄広島殺人囚」と「狂った野獣」が上映される。

※ プログラムは下記ウェブサイト参照

映画祭
写真左)「純喫茶磯辺」©Japanisches Filmfest Hamburg
写真右)中島貞夫監督 © Japanisches Filmfest Hamburg

5月27日(水)~ 31日(日)
1本6.50 ユーロ(割引5.50 ユーロ)
Kommunales Kino METROPOLIS, Steindamm 54, 20099 Hamburg
3001 Kino, Schanzenstraße 75 (Im Hof), 20357 Hamburg
B-Movie, Brigittenstraße 5, 20359 Hamburg
www.jffh.de

阪神カップ: ダービー2009
Derby-Meeting 2009: Hanshin-Cup

競馬1年に1度、ハンブルクのホルナー・モール競馬場に揚がる日の丸の国旗。1997年以来続く大阪─ハンブルク・カップが今年もやって来る。ドイツ・ダービーの本拠地でもある同競馬場で、独日の熱いレースに声援を送ろう!

7月4日(土) 13:30
入場料12 ユーロ(掛け金は別)
Galopprennbahn Hamburg-Horn
Rennbahnstraße 96, 22111 Hamburg
www.galopp-hamburg.de

日本庭園
─由緒正しき日本の風景がハンブルクの中心に─
Japanische Gärten

日本庭園Planten un Blomen の中、コンベンション・センターとメッセの間にある日本庭園は、荒木芳邦が造園したヨーロッパ最大の日本庭園。細部まで手の行き届いた庭園の構図は、あたかも自然界を凝縮した絵図のよう。ここで味わえるのは、瞑想、静寂、自然への思慮、せわしない日常への反省……。岩、滝、小川、池、そして植物のすべてが一体となって、観賞者に自然の美しさや調和を伝える。庭の中には茶室があり、茶道も見学・体験できる。

● 茶道(Teezeremonie)
茶道茶室のシンプルさや素朴さは、そのまま茶道の精神に通じるものがある。茶の湯は15世紀に確立し、16世紀に大阪出身の千利休が現代まで受け継がれている茶道の原型へと発展させた。中条和子氏による茶道が実演される。

15:00
5月10日、24日/6月14日、28日/
7月12日、26日/8月9日、23日/9月13日、27日

Planten un Blomen, Teehaus
最寄り駅:U1 Stephanplatz / S11, S21, S31 Hamburg Dammtor
www.plantenunblomen.hamburg.de

※ 茶室ではこのほか、碁も体験できる。
(5月3日、6月7日、7月5日、8月2日、9月6日)

和食─お寿司だけじゃない!
Japanische Küche ‒ Es muss nicht immer Sushi sein!

日本食は低脂肪でタンパク質を多く含むだけでなく、「目で味わう」ことに重きを置いている。オリジナルの日本食材で、毎日の献立から美味しいパーティーフード、寿司まで、見た目に美しく、バリエーションにも富んだ日本食を作ろう!

5月7日(木)、14日(木) 18:00
Schule Altonaer Straße 38, 20357 Hamburg
www.vhs-hamburg.de
※ 要申し込み

ハンブルクで極上の日本食を堪能したいあなたへ

Hokkai 北海
北海採れたて新鮮、活きのいい魚貝と厳選された食材、板前曳沼氏の腕から生み出される“北海”の息吹を感じてください。確かな味とくつろげる雰囲気の店内で常連客が通う人気店。

Von-der-Tann Straße 3, 20259 Hamburg
TEL : 040-8830-5432
月・火、木~日18:00~23:00(水曜定休)
www.hokkai.de

Sushi-bar-COMON 小紋
小紋港町ならではの新鮮な刺身と旬の食材を生かした料理に舌鼓。5/20~22のみ、まろやかな前割り芋焼酎をお一人様1杯サービス!特製の瓶から注がれる美酒をご堪能下さい。

Kaiser-Wilhelm-Str.89, 20355 Hamburg
TEL/FAX: 040 30 70 37 77
月~土18:00 - 23:00(L.O. 22:30) 日祝休
www.comoncomon.com

 
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