ジャパンダイジェスト

保存版!ドイツの乳製品事典

ドイツといえば、ビールにソーセージ、そしてじゃがいも!
たかが「いも」と侮ることなかれ。その多様性、歴史、
そしてドイツの食文化に深く根ざす底力!!
ドイツのじゃがいもをさまざまな角度から存分に味わいましょう。
(ドイツニュースダイジェスト編集部)

グラフと数字で見る じゃがいも大国、ドイツのリアル

国別年間生産量

国土面積が広い中国・ロシア・インドが上位。ドイツとポーランドは年によって順位が入れ替わることも。1位の中国の一人当たりの年間消費量は約53kgとなっている。

国別年間じゃがいも生産量

国別一人当たりの年間消費量

ドイツはEUの中では1位。日本は1世帯当たりの年間消費量の平均は約10kgとなっているため、一人当たりにするとさらに少ない想定になる。

国別一人当たりの年間じゃがいも消費量

ドイツの一人当たりの年間消費量の推移

2010年~2014年にかけては50kg台をキープしている。1950年代に比べると100kg以上減っているのが分かる。

ドイツの一人当たりの年間じゃがいも消費量の推移

ドイツ国内の生産量

ニーダーザクセン州では2015年に約500万トンのじゃがいもの生産量があり、ドイツ全体の総生産量の約51%に相当している。

ドイツ国内のじゃがいも生産量

フライドポテト「ポメス」の食べ方

ドイツではケチャップだけでなく、マヨネーズという選択肢もあり、人気は半々。ケチャップ&マヨの両方使いがポピュラー。

フライドポテト「ポメス」の食べ方

ドイツ人が好んで食べる食材(料理)

じゃがいもの順位は6位と高くはないものの、ほかの野菜と分けられてランキングされていて、じゃがいもの人気がうかがえる。

ドイツ人が好んで食べる食材

「じゃがいも」のドイツ語表現を味わう

じゃがいもはドイツ語でなんていうの?この質問に対する答えは、一つではない。地域によって異なるじゃがいもの呼び名、その数なんと20以上。ドイツ社会におけるじゃがいもの味わい方を、言葉の面からも探ってみよう。

地域によって異なるじゃがいもの呼び名

トリュフの兄弟 die Kartoffel
もっとも一般的な呼び名。特にドイツの北半分は、じゃがいもを「カルトッフェル」と呼ぶ。語源は、イタリア語の 「tartufo」「tartufolo」で、トリュフを指す言葉。地中にあり、ゴロゴロとした形状が似ていることからこの呼び名が定着したそうだ。

大地のリンゴ der Erdapfel ドイツ南部やオーストリアでは、「エアドアプフェル」。カルトッフェルより古い言葉で、ラテン語「dort malum terrae」が語源。フランス語も同じ意味で「pommes de terra」。フライドポテトをドイツ語で「ポメス」と呼ぶのは、ここからきている。

土の梨 die Grundbirne
ドイツ南西部では、土の梨を意味する「グリュンドビルネ」。ヨーロッパ南部からじゃがいもがもたらされた時代、サツマイモなどほかのイモ類を「大地のリンゴ」と呼んでいた地域では、じゃがいもをそれらと区別するために、「土の梨」と呼ぶようになった。

その他の表現
Arpern, Bramburi, Bulwe, Erdbirne, Grundbeere, Grundbirne, Knolle, Pudel など

ことわざ

Die dümmsten Bauern ernten die größten Kartoffeln.
ばかほど一番の果報を得る(いちばん愚かな農夫がいちばんでかいじゃがいもをつくる)
出典:『クラウン独和辞典』三省堂第3版

慣用句

Jemanden wie eine heiße Kartoffel fallen lassen.
急に不誠実になる、急に関心が離れる

Jemandem die Kartoffeln aus dem Feuer holen.
リスクを負ってでも誰かを助ける

名言

Junggesellen sind Männer, die keinen Acker kaufen, wenn sie ein Pfund Kartoffeln haben möchten. - Mario Adorf
未婚男性とは、500グラムのじゃがいもが欲しいと思った時に、畑を買わない男のことで ある
── マリオ・アドルフ(俳優)

Dieselben Kartoffeln, dieselben Kapitalisten. Aber andere Röcke. Das ist der Krieg. - Kurt Tucholsky
同じじゃがいもに同じ資本家。しかし別のスカート。それが戦争である
── クルト・トゥホルスキー(風刺作家・ジャーナリスト)

Luther erschütterte Deutschland – aber Francis Drake beruhigte es wieder: Er gab uns die Kartoffel. - Heinrich Heine
ルターはドイツを揺さぶった、しかしフランシス・ドレーク(英国人海賊)はそれを鎮静した。 彼は私達にじゃがいもを与えたのだ
── ハインリッヒ・ハイネ(詩人)

「Abschiedsworte an Pellka ── ペルカに別れの言葉を」

Jetzt schlägt Deine schlimmste Stunde,
du Ungleichrunde,
du Ausgekochte, du Zeitgeschälte,
du Vielgequälte,
du Gipfel meines Entzückens,
Jetzt kommt der Moment des Zerdrückens,
Mit der Gabel - sei stark!
Ich will auch Butter und Quark
Oder Kümmel, auch Leberwurst in dich
stampfen.
Mußt nicht gleich so ängstlich dampfen.
Ich möchte dich doch noch einmal erfreun.
Soll ich Schnittlauch über dich streun?
Oder ist dir nach Hering zumut?
Du bist ein rührend junges Blut.
Deshalb schmeckst du besonders gut.
Wenn das auch egoistisch klingt,
So tröste dich damit, du wundervolle
Pellka, daß du eine Edelknolle Warst,
und daß dich ein Kenner verschlingt.

さぁ、君にとって最悪な時間が来たよ
君はごつごつと不揃いな形で
君は食えないやつで、君は手のかかるやつで
君はたくさんの苦悩に満ちていて、
君は私の悦楽の頂点だ、
いよいよ、押しつぶす瞬間がやってきた、
フォークを使って-強くあれ!
私はバターとクワルク、
もしくはキュンメル、それにレバーヴルストも
君に突きつけるだろう。
そんなに不安そうに湯気を上げなくてもいいよ。
私は君をもう一度喜ばせたいんだ。
シュニッツラオホ(チャイブ)をふりかけようか?
それともニシンの気分?
君は若い血潮の感動そのもの。
それゆえ君はとりわけ美味しい。
たとえそれがエゴイスティックに響くとしても、
こんな風に君を労わり感謝したい、
素晴らしいペルカ、君は大地の高貴な球根だったと
君をむさぼり食ったのはいっぱしの玄人だったのだと。

Joachim Ringelnatz ヨアヒム・リンゲルナッツ(詩人・作家・画家)

 
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