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Sa. 13. Aug. 2022

NPT会議、「核の脅威」高まりに危機感=ベアボック外相もロシアを非難

【ニューヨーク 8月2日 時事】核拡散防止条約(NPT)再検討会議が1日、開幕した。初日は30を超える数の国やグループが演説し、高まる「核の脅威」に危機感を表明。ウクライナに侵攻し、核兵器の使用も示唆するロシアに対する非難の声が殺到した。

先月、長崎市を訪問して被爆者と面会したドイツのベアボック外相は「ロシアは核をめぐる無謀な発言を繰り返し、NPTが(発効後)50年間で達成してきたすべてを危険にさらしている」と指摘。「NPTは単なる紙切れではない」と強調し、核軍縮を定めているNPTの加盟国でありながら核による威嚇を繰り返すロシアを糾弾した。

ブリンケン米国務長官も「脅しに基づく核抑止の居場所はわれわれの世界にはない」と批判。演説中には、先月銃撃を受けて死去した安倍晋三元首相に触れ「政治家人生を通じて核不拡散を追求したリーダーを失った」と嘆いた。

ウクライナからはトチツキー外務次官が出席し「世界は核兵器(保有)国による『核のテロ』が現実に起きていることを目撃している」と演説。ウクライナを含む地域に非核兵器地帯を早急に設置するよう訴えた。

バイデン米大統領はこの日、開幕に合わせて声明を発表。2026年に期限切れを迎える米ロの核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」について、「後継体制」をめぐる交渉に臨むようロシアに要請した。

これに対し、ロシアは声明で「ウクライナ情勢を口実に、対話から一方的に離脱したのは米国だ」と反発。「本当に交渉の用意があるのか疑問だ」と強調した。

会議ではこの他、中国の核戦力増強に警戒の声が上がった。再建交渉が停滞するイラン核合意や、近く7回目の核実験を行う可能性が指摘されている北朝鮮をめぐっても懸念の声が相次いだ。

加盟各国は4日まで、代表が意見表明する一般討論演説を行う。その後は26日の最終日に向け、NPTの今後の方向性を盛り込んだ最終文書の取りまとめを目指す。
 
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