【8月5日 時事】三菱製紙は5日、ドイツ子会社三菱ハイテクペーパーヨーロッパの生産拠点フレンスブルク工場の事業から撤退すると発表した。エネルギー価格高騰や新型コロナウイルス感染拡大に伴う販売減により収益性が低下しており、生産拠点を集約して合理化を進める。
ドイツでは、同工場を含め2拠点で感熱紙やインクジェット紙など年間約20万トンを生産し、ヨーロッパで販売してきた。三菱製紙は「効率を上げ、ドイツでの操業を継続する方向で考えている」と話した。
今回の撤退に伴い2023年3月期連結決算に減損損失などを計上するが、「現在精査中」としている。撤退は年内を予定している。
5 Aug. 2022 1175号
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