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独自動車製造会社CEOの訪中ラッシュ=中国市場の現状確認か

(3月15日 時事)中国の経済メディア財聯社によると1月21日の春節(旧正月)から3月初旬に掛け、ドイツの自動車製造大手フォルクスワーゲン(VW)やアウディ、メルセデス・ベンツの最高経営責任者(CEO)らが相次いで中国を訪問した。4月中下旬に開幕予定の上海モーターショーでも外国自動車会社幹部多数の来訪が予定されている。業界関係者は中国自動車市場の現状を自ら確認するために訪れたとみている。

アウディのマルクス・ドゥスマンCEOは6日、合弁相手の国有自動車大手の中国第一汽車集団(第一汽車)の本拠地である吉林省長春市に到着。2024年の操業開始を目指し建設が進む合弁新エネルギー車(NEV)工場を視察した。

同CEOは9日には長春市トップの張志軍党書記と会談。その後向かった北京でも合弁工場に触れ、アウディのEV「Q6 e-tron」の輸入車を今年下半期から中国で販売するほか、来年には合弁工場で生産する方針を明らかにした。

VWのオリバー・ブルーメCEOは1月30日に北京を訪問。その後メルセデス・ベンツのオラ・ケレニウスCEOも訪中した。BMWはオリバー・ツィプセCEOが4月に上海を訪れる予定だが、昨年11月に独首相に同行してVWのブルーメCEOとともに中国を訪れている。

BMWは遼寧省瀋陽市で合弁工場を経営。BMWの中国法人関係者は「ドイツの経営陣は自ら中国市場を見るために訪れた。百聞は一見に如かずだからだ」と話している。

ここ3年で世界の自動車産業は電動化に転換した。中国は電動化だけでなくスマート化でも世界首位にある。ドイツの自動車製造会社トップは、この状況を見極めるため訪中した可能性がある。
 
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