中国スポーツ用品の安踏、独アウトドアブランドを買収=410億円で

【香港 4月14日 時事】中国のスポーツ用品大手、安踏体育用品(福建省)は14日までに、ドイツのアウトドアブランド「ジャック・ウルフスキン」を買収すると発表した。買収額は2億9000万米ドル(約410億円)。

ゴルフをテーマに複合娯楽施設などを手掛ける米国のトップゴルフ・キャロウェイ・ブランズから、ジャック・ウルフスキンを運営するドイツの「キャロウェイ・ジャーマニー」の全株式を買い取ることで合意した。4~6月期末か7~9月期初めの買収完了を見込む。

安踏は「アウトドアスポーツ分野の強化・拡大により、高級市場から大衆市場向けの布陣が整う」と指摘。「ジャック・ウルフスキンはドイツをはじめ欧州市場で強大な影響力を擁し、グループのグローバル化戦略の重要な一歩だ」と強調した。

ジャック・ウルフスキンは1981年設立のアウトドア用品専業で、トレッキングから自転車、スキー、キャンプ関連などを手掛ける。

安踏は自社ブランド「ANTA(アンタ)」を有する一方、2009年のイタリアのスポーツ用品大手「FILA(フィラ)」の中華圏事業買収を機に、多角化ブランド戦略に本格着手。その後、スポーツ衣料「デサント」中国事業の独占運営権などを得ている。

現在、筆頭株主を務めるフィンランドのスポーツブランド大手「アメアスポーツ」は、カナダの「アークテリクス」やフランスの「サロモン」、米「ウィルソン」、オーストラリアの「アトミック」といった有力ブランドを多数抱える。
 
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