(ベルリン 11月4日 時事)ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、ベルリンでメルツ独首相と会談し、ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向けた米ロとウクライナの実務者協議に関して意見を交わした。会談後の共同記者会見で、中断していた3者協議の再開を歓迎しつつ、「首脳級会合」につながる成果に期待を示した。
ゼレンスキー氏は、3者協議でエネルギー休戦や黒海の安全航行が議題になると述べた。また「欧州も交渉のテーブルに着かなければ、永続的な平和を実現できない」と指摘。その後の講演では、米国の支援縮小後、ドイツが最大の支援国になっていることへの感謝を強調した。
メルツ氏は3者協議の再開について、「正しい一歩だ」としつつ、「欧州も役割を果たす必要がある」と和平プロセスへの関与を求めた。ロシアがウクライナのエネルギー施設への攻撃を強める中、防空や越冬に向けた追加支援も約束した。
欧州諸国は、ウクライナ和平が自国の安全保障と不可分との立場から、和平協議への関与を目指している。4日にはブリュッセルで米英独仏の高官が協議。19日にはベルリンで、ウクライナを支援する「有志連合」の首脳会議を開き、来週の3者協議を間に挟んで連携を密にする方針だ。
支援を巡っては英国防省が3日、英仏を中心とした有志連合の多国籍軍がウクライナでの停戦後に備えた軍事演習を9~22日にポーランド南東部などで実施すると発表。11カ国から約2800人が参加し、部隊間の連携や、敵対行為が止まったかの確認作業を試行するという。
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