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旅ールのすすめ - ビールに会いに旅に出よう

山片 重嘉コウゴ アヤコ 東京生まれ。看護師をへて、旅するビアジャーナリストに転身。旅とビールを組み合わせた「旅ール」(タビール)をライフワークに、世界各国の醸造所や酒場を旅する。ドイツビールに惚れ込み1年半ドイツで生活したことも。『ビール王国』(ワイン王国)、『ビールの図鑑』(マイナビ)、『BRUTUS』(マガジンハウス)など、さまざまなメディアで活躍中。
www.jbja.jp/archives/author/kogo

カールスベルクは名前を変えて国境を越える

ドイツ南西部、ザールラント州にあるホンブルク。フランスとの国境にも近く、歴史と自然がバランス良く混在している。

まず外せないのが、欧州最大級の赤色砂岩の洞窟群として知られるシュロスベルガーホーレン。18世紀に採石場として掘られたものだが、現在は幻想的な地下空間として公開されている。柔らかな赤い岩肌が広がる空間は、まるで別世界のよう。その洞窟の上に広がるのがシュロスベルク。かつての城塞跡が残る丘で、ザールラントの緑豊かな風景が一望できる展望スポットだ。

カールスベルクは名前を変えて国境を越える

この街に拠点を構える醸造所が、1878年創業のカールスベルク醸造(Karlsberg Brauerei)。国内でも有数の規模を持ちながら、今も家族経営を守っている。

名前を聞いて、デンマークの「カールスバーグ」(Carlsberg)を思い浮かべる人も少なくないだろう。よく似た名前ゆえに混同されがちだが、両者はまったく別の企業。1950年代に、カールスベルク社の隣国フランスでの売り上げが伸びるにつれ、デンマークとの名称争いが表面化。そこでカールスベルク社が輸出時にビール名を「カールスブロイ」(Karlsbräu)にするという柔軟な方法で対応した。結果として、この名前はフランスを中心に国外に広く浸透し、もう一つの顔として定着している。

ビール造りにおいては、ピルスナーやヘレスといった伝統的なスタイルを大切にしながら、フルーツビールや低アルコール飲料といった新しい提案にも積極的。さらに近年は清涼飲料ブランドの買収も進め、飲料メーカーとしての幅を広げている。

「Kellerbier」は無ろ過のラガービールで、残存する酵母のうま味とホップのハーバルな苦みが好バランス。はつらつとしたホップの余韻に包まれる。ビアガーデンがオープンするこれからの季節、明るい日差しの中でいつまでも飲んでいたくなるビールだ。

vol.113
Kellerbier

スタイル:ケラー
原材料:大麦麦芽、ホップ
アルコール度数:5.2%

Kellerbier

醸造所名 Karlsberg Brauerei GmbH(カールスベルク醸造所)
創業年 1878年
住所 Karlsbergstr. 62, 66424 Homburg
その他のラインナップ UrPils、Export、Rosé 、Natur Radler、Brauermalz、Helles Natur Weizen
URL https://karlsberg.de/
●通販不可
 
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