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植物園でハチミツ直売

ハチミツパンケーキやプレーンヨーグルトにひとたらし。焼きたてのブレッチェン(Brötchen)にバターを塗った上にたっぶりとかけるのもオツなもの。あま~い黄金のしずく、ハチミツはドイツでも食卓に欠かせません。そしてそれをせっせと作ってくれるハチもドイツでは人気者です。(余談ですが、日本のアニメで有名な「みつばちマーヤの冒険」 (Biene Maja)の原作者がドイツ人のワルデマル・ボンゼルスだったというのは皆さんご存じでしたか?)

温暖化の影響などで、ハチの数が減少しているといった心配なニュースも聞かれますが、今回はデュッセルドルフ市南部にあるデュッセルドルフ大学付属植物園にある養蜂所をご紹介します。

養蜂家のクルッチさんが大学の協力を得て、巣箱を大きなドーム型の温室の前に広がる草原の一角に設置しています。植物園だけに、花には事欠かず、ミツバチにとってはまさにパラダイスといえるでしょう。そして、四季折々に咲く花から集めた蜜をハチがせっせと集めてくる様子を、間近でつぶさに観察することができます。都会ではなかなかお目にかかれない光景だけに、子どもだけでなく大人も、自然 の営みの不思議さに魅せられてしまいます。

植物園でハチミツ直売

毎日曜日の15時には直売所もオープン。巣箱の脇に設けられたテーブルでは試食させてくれるとともに、アカシアや菩提樹、あるいはシーズンごとに採れた異なる瓶入りの蜂蜜や、蜜で作られたロウソクやクリームを販売しています。

なめ比べてみると、味の違いが実感できます。またミツバチの生態について書かれた本も閲覧できるので、ハチミツの味もいつもより味わい深く感じられるのは気のせいでしょうか。

植物園での販売は、5月からハチの活動がお休みとなる10月までです。植物園で花を愛でて、ハチの生態を観察した後、家でゆっくりハチミツ入りの牛乳を味わえば、日頃の疲れもすっきりとれるはずです。

養蜂

編集部K
大のあんこ好き。馬力と集中力が切れてくる午後 3時のおやつはなんたってあんぱん。近所の日本パン屋へ調達に走る時ぞ、「デュッセルドルフに住んでいて良かった」と思う瞬間です。
 
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