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心に染み入る味が自慢の日本料理店「TAJIMA」

秋の紅葉の美しさに見とれているうちに、北風小僧は駆け足で近付いてきます。暖かい部屋で、家族や仲間とアツアツの料理を囲んでほっとしたい季節。そろそろ忘年会や新年会のことを考え始めている方も多いのではないでしょうか。冬の到来に先立ち、年越しや新年を慣れ親しんだ故郷の味と共にゆるりと過ごせそうな日本食レストランが10月25日、デュッセルドルフ市内中心部に開店し、オープニング・パーティーが開かれました。

たじま
約200人のゲストが訪れ、大盛況を博したオープニング・パーティー

店名は、オーナーの名前でもある「たじま(TAJIMA)」。日本人が頻繁に行き交うインマーマン通り至近に位置しています。レッドカーペットが敷かれた入り口を通って中へ入ると、オレンジや緑といったビビットカラーの内装が際立つモダンな空間が広がり、すでに大勢の人がウェルカムドリンクを片手に、和やかに歓談していました。1階の客席数は約200席。その広さに圧倒されていると、オーナーの田嶋さんが2階席へと案内してくれました。そこで目にしたのは、畳敷きに掘りごたつという、ドイツにいるとは思えないほど純和風の部屋! 木製の下駄箱などが日本の旅館を思わせる造りに、「ここで宴会をしたら、さぞかし盛り上がるだろうな」と、楽しい想像は膨らむばかりです。

さて、1階に戻ると美味しそうな匂いが漂い、オープンキッチンからは、真剣な眼差しで調理に勤しむ料理人たちの姿が伺えます。サラダやおでん、鳥の手羽先、串揚げ、和牛、様々なネタの寿司……。盛りだくさんの日本食は、どれも和の風味が凝縮された、心に染み入る味わいでした。

マグロの解体ショー
腕利きのシェフが豪快な手さばきを見せたマグロの解体ショー

ライブ音楽を聴きながら、極上の料理に舌鼓を打ち、夢心地に浸っていると、キッチン前でマグロの解体ショーが始まりました。約30キロの巨体に包丁を入れ、手際良くマグロをさばいていくシェフ。贅の真骨頂とも言えるさばき立ての刺身にお醤油を垂らして口へ運んだ瞬間、感激のあまり、しばし言葉を失ってしまいました。「本物の味を気軽に味わっていただきたい」と語る田嶋さんの想いが存分に伝わるパーティーでした。

同店では、厳選食材を使った寿司や刺身、揚げ物などが、ランチタイムは13.90ユーロ、夜は24.90ユーロで食べ放題! これに加え、ランチには鱒の一夜干しやカツカレーなど、ボリューム満点の定食も9.80~11.80ユーロのお手頃価格で用意されています。2階席では、ゲストのリクエストに応じて特別メニューが提供されるとのこと。さて、どんな絶品料理が登場するのか、気になる方は来る忘・新年会を同レストランで開いてみては?

TAJIMA
12:00~15:00 / 17:30~23:00(不定休)
Friedrich-Ebert-Straße 31-33, 40210 Düsseldorf
TEL: 0211-17932931

編集部 Y
平均的なドイツ人男性と並ぶと目線が腰の辺りに来る程度の身長で、ドイツでは服や靴選びに難儀している。しかし、「klein, aber fein(小さくても良いもの)」という言葉を自分自身に当てはめ、より良い自分を目指して日々奮闘中。
 
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