「ドッグシッティング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは依頼主の愛犬を、仕事中や旅行中などの一定期間お預かりし、お世話を代行するサービスのことです。私たち夫婦は将来的にイヌを飼いたいと考えているのですが、今は実現できる状況ではないため、代わりにイヌのお世話が体験できるドッグシッティングを今年から始めました。
お昼のランニング
始め方はとても簡単です。私たちは、「Rover」と呼ばれるドッグシッティングのマッチングアプリを利用しています。初めに自己紹介やお世話可能なイヌのサイズ(小・中・大型犬)などのプロフィールを登録。また、依頼主の家に直接訪問して愛犬のお世話をする出張型か、自分の家でイヌのお世話をするドロップイン型のどちらかを選べます。ちなみに私たちは、後者を選択。お世話可能なイヌのサイズをはじめ、出張型かドロップイン型かなど、自分たちの生活に合ったスタイルを細かく選択できるのがうれしいですね。またもちろん、イヌをすでに飼っている方で、仕事や旅行の際に愛犬を誰かに預かってほしいという人にも便利なアプリです。
プロフィール登録が完了したら、次にお世話可能な日をカレンダーに登録します。そうすると、飼い主の方からアプリ上でメッセージが届き、お世話についての相談が始まるという流れです。また実際にイヌを預かる前に、一度どこかで直接会うのが基本。そこでお互いのことを知り、問題がなければドッグシッティングの依頼を受けることになります。
ワンちゃんたちの寝顔に癒されます
お世話当日は、飼い主さんの予定にも寄りますが、日中のみであれば朝7〜8時ごろにワンちゃんをお預かりし、夕方ごろまでお世話します。ドッグフードやお菓子、おもちゃなどの必要なものは全て飼い主さんからお預かりするので、自分たちで用意するものは何一つありません。これも、このドッグシッティングの魅力といえますね。
在宅勤務中もドッグシッティング
私たちがワンちゃんを預かる時は、お昼休みには公園を一緒に走ったり、イザール川沿いを散歩することもあります。このイザール川はミュンヘンでも人気のお散歩スポット。リードなしでもイヌの散歩ができるので、特に今の季節は元気に走り回っているワンちゃんをたくさん見かけます。散歩から帰ってくると、走り回って疲れたのか、午後はソファでゆっくりお昼寝をしていることが多いです。これまでたくさんのワンちゃんをお預かりしてきましたが、特に大変なこともなく、むしろ日々の生活に良いリズムができて心身ともに癒されています。
新型コロナウイルスの影響で家にいる時間も増え、ペットを飼いたいという人が増えているのではないでしょうか。イヌと暮らしてみたいけれど、まだ犬を飼う準備はできていないという方は、ぜひ一度ドッグシッティングを体験してみることをおすすめします。
2016年に新潟の大学院を卒業後、ドイツ人の恋人ケイトを追いかけ、ミュンヘンに移住し、結婚。「人生は冒険だ」をモットーに、夫婦の日常生活や海外旅行の様子を発信しています。
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