数カ月前、オランダに住む知人から1通のメールが。その内容は「ドイツ人の友人二人がコンサートでミュンヘンに行くのだけれど、夜遅くなるので、宿泊させてもらえないか?」というものでした。ちょうどゲストルームが空いていたので、OKしました。本人たちと連絡を取ると、フランクフルトの近郊からわざわざそのコンサートのためだけに来ると言うので、「いったい何のコンサート?」と聞くと、「K-POP! BTS!」と弾んだ声でのお返事。7月11日、12日の2日間、韓国の人気ボーイズグループBTSのコンサートがミュンヘンのアリアンツ・アレーナで行われたのでした。
会場に向かう人々の波
今回のBTSの欧州公演は7年ぶり、しかもドイツでの開催はミュンヘンだけとあって、約7万5000人収容のアリアンツ・アレーナのチケットは即日完売。来場者はドイツ国内からだけでなく、東欧の国々からもあったとのこと。人気のほどがうかがえます。K-POPのコンサートでは、グッズ販売も大事な要素。彼女たちは注文していたライトスティックを受け取るために、1日前からグッズ販売所に出かけて行きました。
会場のアリアンツ・アレーナとBTS公式ライトスティック
私自身はコンサートに行かなかったので、コンサート自体については何もコメントできませんが、彼女たちは「チケット代と交通費を使っても、十分来る価値があった」と大興奮し、大満足で帰ってきました。ただ、帰りの電車はとんでもない人の多さで、電車に乗るまでに2時間かかったそうです。
次の日の朝、ミュンヘンの街中を歩きながら、各ホテルで朝食を取っている人々を見ると、若い女性たちで溢れていました。確かに約7万5000人が押し寄せているのですから、ホテルはどこも超満員でしょう。市内のホテルで、当日の宿泊料金を外壁に掲示しているのですが、その日はシングルルーム574ユーロというとんでもない表示が! この2日間で、ミュンヘンの経済はどれだけ潤ったのでしょうか。実はわが家に泊まった二人も、手ごろなホテルが見つからず、友人を通じてわが家に宿泊することになったのでした。
ポスターだらけの韓国レストラン
今回のコンサートには、韓国人をはじめとするアジア人だけでなく、ドイツ人、そのほかのヨーロッパ人が多数来ていました。ミュンヘン内の韓国レストランにも、店内にK-POPや韓国ドラマのスターのポスターがたくさん貼られているところがあり、お客さんの大半はドイツ人です。K-POPは、音楽の世界で今や一つのジャンルとして確立し、世界中で大人気のようです。
イエス・キリストに出会って、声楽専攻から牧師に転身。2022年よりミュンヘン日本語キリスト教会牧師。今でも少女マンガ、オペラ、ダンスは大好きです。 www.muc-japan-christ.com/



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