Hanacell

在住5年で改めて感じる ミュンヘンという街の魅力

私がミュンヘンの地域レポーターとなり、早1年が過ぎました。これまで読者の皆さんにさまざまな記事をお届けしてきましたが、それも今回が最後となります。というわけで、何について書こうと考えていたのですが、私がミュンヘンに来たのは2016年春で、ちょうど5年が経ったことに気づきました。そこで、これまでの5年間を振り返り、改めて感じるミュンヘン生活の魅力についてお伝えしたいと思います。

ミュンヘンの象徴ともいえるマリエン広場ミュンヘンの象徴ともいえるマリエン広場

まずミュンヘンの魅力として1番に感じることは、都市と自然の融合です。ミュンヘンには、都市部にある公園としては最大規模を誇るイギリス庭園、ミュンヘン南北を巡るイザール川、そして東西南北にもそれぞれ大きな公園があります。大都市で働きつつも、同時に市内の公園でお散歩をしたり、ミュンヘンの周囲に位置する湖や山々を訪れたりと、自然を堪能することができるのです。湖や山への距離も近いので、電車はもちろん、市内からでも気軽にサイクリングをしながら行くこともおすすめです。

さらに、年中楽しめるのは都市や自然の魅力だけではありません。そう、ミュンヘンといえば、お祭り都市でもあるのです。本誌1141号で紹介した春のオクトーバーフェストとして知られる「Frühlingsfest」(春フェスト)をはじめ、夏と冬にはTollwood祭り、秋には世界最大規模であるビールのお祭り「オクトーバーフェスト」があります。加えて、ファッシングや強ビール祭りなど、年柄年中お祭り騒ぎです。現在、コロナ禍の影響により中止となってしまっているのが残念ですが、来年こそは訪れたいですね。

休日は友人とサイクリング休日は友人とサイクリング

このような自然やお祭り生活を楽しみつつ、ミュンヘンはベルリンと同様にテック分野のハブとしても活発。起業やスタートアップ向けのイベントも多く開催されています。また、デュッセルドルフに次ぐ日系企業のハブとしても注目されており、進出日系企業数も多いです。大規模な日本祭り「ヤーパンフェスト」も年に1回開催されており、おいしい日本食レストランもたくさんあるので、日本人にとっても生活しやすい環境が整っていると思います。

緑豊かなイギリス庭園緑豊かなイギリス庭園

また、一昨年に日本から友人や家族がドイツに来た際、改めてミュンヘンの観光地を巡ったのですが、観光客にとっても魅力的な場所が多いなと感じました。ミュンヘンの名所であるマリエン広場をはじめ、ニンフェンブルク宮殿といった歴史ある建築物など。個人的には、Therma Erdingという欧州最大の入浴施設がお気に入りです。また、バイエルンビールに白ソーセージなど、友人や家族もバイエルンの食事に大満足のようでした。

新型コロナウイルスが落ち着いたら、皆さんもぜひミュンヘンの魅力を味わいに来てください。今月号が最後の記事となり寂しいですが、これまで読んでいただきありがとうございました!

齋 直杜(さい なおと)
2016年に新潟の大学院を卒業後、ドイツ人の恋人ケイトを追いかけ、ミュンヘンに移住し、結婚。「人生は冒険だ」をモットーに、夫婦の日常生活や海外旅行の様子を発信しています。
YouTube: さいさいライフ
Instagram: さいさいライフ
ウェブサイト: saisai.life

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


Nippon Express ドイツ・デュッセルドルフのオートジャパン 車のことなら任せて安心 習い事&スクールガイド バナー

デザイン制作
ウェブ制作

ドイツ便利帳サーチ!

詳細検索:
都市
カテゴリ選択