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Fr. 21. Jan. 2022

バイエルン国立歌劇場で 優雅なひとときを

ミュンヘンに住んでいると、バレエやオペラ、オーケストラなどを観に行く機会に恵まれます。長く続いたロックダウンが暖和された今、私たちが待ち望んだクラシックコンサートやオペラ公演などの多くが再開されました。音楽や芸術を楽しむ機会は、ますます増えていきます。

イザールフィルハーモニーの音響設計を担当した豊田泰久さんイザールフィルハーモニーの音響設計を担当した豊田泰久さん

例えば、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地でもあるガスタイク(Gasteig)では、今年から改修工事が始まりましたが、引き続き演奏場所を確保するために、今秋イザールフィルハーモニーがオープンしました。音響設計の担当は、ハンブルクのエルプフィルハーモニーも手掛けた豊田泰久さん。改修工事終了後もライブなどが継続して開催される予定です。また近年、都市開発が進んでいるミュンヘン東駅付近の工場地区(Werksviertel)においても、今年7月にバイエルン放送交響楽団の新たなコンサートホールの建設案が政府に承認され、2025年頃を目処に工事を開始させる計画が進んでいます。まだまだ先の話ではありますが、新たな音楽の拠点が生まれるのはうれしいことですね。

落ち着きのある赤色にゴールドが映える観客席落ち着きのある赤色にゴールドが映える観客席

新しいコンサートホールも気になるなか、この9月に伝統あるバイエルン国立歌劇場(BayerischeStaatsoper)にて、芸術の秋を堪能するべくオペラを鑑賞してきました。ちょうど、シーズン幕開けとしてSeptember Festivalが開催されており、私はジャコモ・プッチーニが作曲したショートオペラ「ジャンニ・スキッキ」を観劇。ドイツ語・英語字幕の付いた50分程度の作品です。壮麗な劇場の観客席に座ると、視線の先には華やかなシャンデリアがぶら下がっており、背筋がすっと伸びるような心地良い緊張感があります。約2000席の収容力のある6階立ての大空間ではありますが、舞台やオーケストラへの距離はかなり近く感じました。出演者は色とりどりの衣装を身にまとい、クスッと笑える場面があり、オペラ初心者である私でも終始楽しめました。

バイエルン国立歌劇場は、17世紀半ばにまでその起源をさかのぼることができる300年以上の歴史を誇るオペラハウス。1823年には火災、第二次世界大戦中の1943年には爆撃を受けたため、これまで二度にわたって再建されました。戦後の再建時には舞台が2500平方メートルまで拡大され、今やパリのオペラ・バスティーユ、ワルシャワの大劇場に次いで、世界で3番目に大きい舞台を持つオペラハウスだといわれています。

夕陽の当たる時間帯、黄金に輝くオペラハウス夕陽の当たる時間帯、黄金に輝くオペラハウス

クリスマスに向けて、ミュンヘンでは伝統的なクラシック音楽から映画音楽メドレーまで、数多くのコンサートや公演が開催されると思います。この機会に、一度劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。何でもない普通の日が、特別な一日になるはずです。

大浦 詩織カミラ(おおうら しおり)
ミュンヘン生まれ、10歳ごろから京都育ち。大学卒業後、再びミュンヘンに戻る。もともと異文化教育や日独間のコミュニケーションに興味があり、ドイツのPR会社Storymakerに就職。J-BIG編集部として、在独日系企業の情報発信も行っている。 www.j-big.de

 
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