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ミュンヘンの冬を堪能!雪山ハイキングとそりすべりのすすめ

アドヴェント期間も中盤に差し掛かり、いよいよ年末に向けてムードが高まってきましたね。ミュンヘンの街では11月以降、雪が降る日も増え、氷点下の日も珍しくありません。寒くて家から出られない日も多い冬のミュンヘンですが、たまには厚着をして、ドイツ・アルプスの美しい雪景色を眺めに遠出してみることをおすすめします。ミュンヘンから車や公共交通機関で1~2時間移動すれば、とても美しい雪や氷の世界を見ることができます。

美しい雪景色の山小屋ロートヴァントハウス美しい雪景色の山小屋ロートヴァントハウス

先日、今年最初のドイツの雪景色を眺めに、ミュンヘン中心部から約65キロ南に位置するシュピッツィング湖近くのロートヴァント(標高1884メートル)に行ってきました。夏はハイキング、冬はスキー客でにぎわうこのエリア。その日は、クリスマスに合わせてオープンするスキー場の準備期間中で、ロープウェイが動いていなかったため、徒歩で山頂付近の山小屋「ロートヴァントハウス」まで向かいました。気温はマイナス5度。風もなく雲一つない天気で、靴に装着する簡易型のチェーンスパイクを履き、美しい雪景色を見ながら約3時間の雪山ハイキングを楽しみました。山小屋ではおいしいビールとドイツ料理を堪能し、このまま昼寝したいほどの心地良さでした。

バイエルン産のウイスキーが楽しめるSLYRSバイエルン産のウイスキーが楽しめるSLYRS

実はこのエリアには、普段あまり山歩きをしない方やスキーをしない方でも楽しめる遊びがあります。日本ではあまりなじみのない、「そり滑り」(Rodeln)です。シュピッツィング湖の湖畔の駐車場やバス停から緩やかなハイキングコースが続いており、防寒対策さえしっかりしておけば、子ども連れの家族でも簡単に歩くことができます。歩くこと約1時間半で、食事がおいしいことで有名な山小屋「オーバーフィルストアルム」に到着。食事を取った後、その場でそりを借りることができます(1台7ユーロ)。シュピッツィング湖の湖畔まで約30分、天然の雪の上を滑る本格的なコースで、スリル満点なので大人も十分楽しめます。

そり遊びを楽しむ家族連れの姿もそり遊びを楽しむ家族連れの姿も

そして私がいつも楽しみにしているのは、ここから車で約10分のシュリーア湖畔にあるバイエルン産ウイスキーの蒸留所「シュリアス」(SLYRS)です。約30年前にスコットランドを訪れた醸造家が、「バイエルン産の原料で質の高いウイスキーを造ろう」と設立した蒸留所で、現在は上質なウイスキーを味わえます。敷地内のカフェではおいしいカフェメニューが楽しめますよ。ぜひ皆さんも、美しい雪景色を眺めに訪れてみてくださいね。

神田 浩一郎(かんだ こういちろう)
駐在員として赴任したミュンヘンで、自然や文化、人々に魅了され、2019年に完全移住。「ミュンヘン山の会」のメンバーとして月に1~2度ハイキングを企画したり、山歩きの魅力やミュンヘンでの日常生活を発信したりしている。
Instagram:@yama.trip.music_kou

 
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