Hanacell

夫婦の情熱が支えるカフェ&ベーカリー

今年3月にオープンしたばかりのカフェ&ベーカーリー「obori」に行ってきました。店名はオーナー夫妻の名字「大堀」からとったもので、サクランボのロゴは、奥様の日奈子さんのお母様の絵をヒントにデザインされたそうです。

店内には100年前に使われていたパンをこねる桶など、素敵なアンティーク雑貨が飾られていて、売り物であるBIOのパンやケーキ、コーヒー豆やチョコレートが可愛らしく店頭に並べられています。お店 の中に入った瞬間に、「あっ。とっても居心地が良さそう」と思ってしまいました。

カフェ

御夫妻によると、カフェ&ベーカリーのお客さんの95%がドイツ人とのこと。私がインタビューしている間もひっきりなしに、近所に住むドイツ人がパンを買いに来ていました。

日奈子さんは製菓マイスター、旦那様の道敏さんは製パンマイスターの資格を持ってらっしゃいます。日本で運命的にドイツのパン屋さんに出会い、会社勤めをしながら、1年間職業研修をされた後、パン屋になるという夢を追いかけて1996年に渡独。アウスビルドゥンク(職業訓練)を受け、ゲゼレ(職人)となった後、ベルリンで数年かけてマイスター(親方)の資格を取得されました。昨年6月に、ミュンヘンでパン工場を借りて、高級食料品店や市場やレストランに、パンとケーキの卸売 りを開始。現在は、幼稚園に通う5歳の息子さんの面倒を交代でみながら、パンとケーキを焼く毎日だそうです。

パン

結婚という夢を抱いて渡独し、夫と4歳半の娘を育てながら働く私にとって、2人の夢を追い求める姿や育児と仕事に追われる毎日には共感できるものがあります。oboriで作られるパンやケーキのおいしさの源は、ご夫婦の情熱から来ているのかもしれません。

私のおススメは、干しブドウと胡桃入りのバゲットパンと、大豆とソバとハシバミの実が入っているBIOパンです。バターを塗らなくてもそのまま味わえるパンにやっと出会えました。パンにこだわりを持つドイツ人の夫もおいしいと絶賛しています。

「obori」 Lothringer Straße 15, München
(オスト駅とローゼンハイマープラッツ駅の真ん中)

obori

ゲッベルみどり
大阪出身。1993年からミュンヘン在住。癒し系ドイツ人夫と、おちゃめな4歳半の娘との3人暮らし。ドイツの携帯電話ゲーム開発会社のQAマネジャー。ブログ 「中途半端でも大丈夫」を公開中。http://miamama.exblog.jp/
 
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