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ロンドンのゲストハウス
Fr. 14. Dez. 2018

輝け、原石たち
日本を飛び出し、ドイツで切磋琢磨する "若き血潮" を紹介します。

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ヴィオラフォン協会のメンバーと。一番手前が堀さん

1978年 大阪府生まれ
2001年3月 鳥取大学工学部 卒業
2001年4月 ITエンジニア、コンサルタントとして東京にて勤務
2009年2月 渡独。
貿易会社TRAN GmbHをデュッセルドルフに設立
2010年9月 ヴィオラフォンを発明、特許申請
今年4月、ヨーロッパ最大の楽器見本市「Musikmesse 2011Frankfurt」に、自身が発明した弓で弾く弦楽器「ヴィオラフォン」を出展。世界各国の業界関係者を驚かせ、マスコミからも大絶賛を受けた。10年越しの夢だったドイツ移住を果たした今、ヴィオラフォンの世界的普及を新たな目標に奔走中。

弦楽器を弓で弾くのが、こんなに気持ちの良いものとは知らなかった。堀慶史さんが発明した「ヴィオラフォン」を試してみた私は、おぼつかない手つきでも透き通った音を聴かせてくれるこの楽器に愛着を感じずにはいられなかった。

「エレキギターにヴァイオリンやチェロのような表現力をプラスしたら最高の楽器になるんじゃないか」という堀さんのアイデアの下に生まれた「ヴィオラフォン」。断っておくが、堀さんは、楽器職人でもプロの音楽家でもない。学生時代にバンドを組んでいたという、音楽をこよなく愛する一市民。そんな彼が新しい楽器を発明するに至った背景には、20歳の頃から温めていた夢があった。

「親に『留学させてくれ』と言う勇気もなかった」という学生時代。海外、とりわけドイツに対する憧れを秘めていた堀さんは、「いつかはドイツに!」と願いながら、就職した企業でそのチャンスを狙う。ところが、30歳を目前にしてもそのチャンスが巡って来そうにない。「自力でドイツ移住計画」に方向転換したのは、それまで動けずにいた自分への焦りもあったようだ。「30代で独立」との野心もあり、これを同時に叶えてしまおうという大胆なプランを持って渡独。「コネなし、ドイツ語NG」という状況下で、ドイツ移住後に即起業という荒業を成し遂げた。

会社を軌道に乗せつつ、日本では持てなかった趣味の時間を獲得。「学生時代なら、もったいなくてできなかったけれど」と、愛用のエレキギターにノコギリを入れ、弦の位置を変え、弓の研究まで、それこそ夢中で試行錯誤しながら、発想自体は学生の頃からあったというエレキギターの改良を進めた。その結果がヴィオラフォン。「あまりにも良い音を出すから」と特許を申請、フランクフルトの楽器の見本市で世界に向けてお披露目した。ここでの好感触が、「ヴィオラフォンの普及」という次の夢を明確にした。「世界の音楽シーンに新しい音を」と、なすべき「事」を見つけた者の強さか、堀さんの目はまっすぐに世界へ向けられている。

(編集部:高橋萌)


試作段階のヴィオラフォン



見本市でお披露目したのは、職人によるハンドメイドのもの



多くの人が足を止めた堀さんのブース。テレビ取材も受けた



現在、工場生産に向けて着々と準備中

Information

ヴィオラフォンとは? 「ヴィオラフォンは世界で唯一、コード(和音)を弾ける弓奏楽器。広がりのあるストリングスサウンド、表現力豊かなヴァイオリンサウンドがこれからの音楽シーンを塗り替えます!」と堀さん。実際の音を聞いてみたい方は、下記のイベント会場へ。

6月18日(土)  FC Gojo「Gojo“CHARITY”Fest」
http://sports.geocities.jp/jdgojogojo/
※堀さんは、室内会場で16時頃からギタリスト達と共演予定。

ヴィオラフォンのHP : http://violafon.com
堀さんのブログ :
http://aa4a.blogspot.com


弓で奏でる楽しみを手軽に味あわせてくれるヴィオラフォン
 
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