9月半ば頃から、ベルリンの街のあちこちで、赤黄黒を基調に「Nur mit Euch」(あなたたちと一緒でこそ)と書かれたポスターやパンフレットを見かけるようになりました。10月3日のドイツ統一記念日の中央式典は、毎年連邦参議院の議長役を務める州で行われるのが定例になっており、今年はベルリンにその役が回ってきたのでした。
【ベルリン発】昨年12月6日、トランプ米大統領が「エルサレムをイスラエルの首都と認定する」と宣言したことは、世界に大きな波紋と困惑を引き起こしました。そのわずか5日後、ベルリン・ユダヤ博物館にて「Welcome to Jerusalem」(エルサレムへようこそ)という大規模な展覧会が始まったのは不思議な巡り合わせといえます。この年始、思わぬ形で話題を呼ぶことになった展覧会に足を運んできました。