公式オープンしたフンボルト・フォーラム
22 Januar 2021 Nr.1138 文・写真 中村真人
【ベルリン発】コロナ禍により人の往来が途絶えた2020年、ベルリンでは新空港の開港、地下鉄U5の全線開業など、大きな出来事がいくつかありました。昨年末の12月16日、ベルリンのもう一つの長年の工事現場だった「フンボルト・フォーラム」が、静かにオープニングの時を迎えました。
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曲げ木家具専門の修理工房ビーゲン・オーダー・ブレッヒェン
18 Dezember 2020 Nr.1136 文・写真 守屋健
【ベルリン発】ザヴィニー広場駅から徒歩3分。木で作られた看板を目印に戸を開けると、店内の壁は古い曲げ木の椅子で埋め尽くされていました。曲げ木で作られているのは椅子だけではありません。テーブル、ロッキングチェア、コート掛けに子ども用家具など、優美な曲線を描くアンティーク家具が店内にずらりと並べられています。
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TXLからBERへベルリン新空港を初訪問
20 November 2020 Nr.1134 文・写真 中村真人
【ベルリン発】11月8日、テーゲル空港(TXL)行きのバスX9に乗ろうとバス停に立つと、すでに空港直行の快速バスX9とTXLの表示は消えていました。代わりにやって来た109バスの行き先表示は「Tegel Urban TechRepublic」という聞き慣れない名前に。テーゲル空港の役割が事実上すでに終わったことを実感しました。
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生き残りをかける ベルリンのクラブ事情
16 Oktober 2020 Nr.1132 文・写真 守屋健
【ベルリン発】カラッと晴れた7月最初の日曜日、ベルリンの自転車のみの市を訪れました。新型コロナウイルス感染対策として、受付で個人情報を記入したのちに入場すると、広場にはたくさんの自転車。そして、飲み物を片手に物色する人や、修理のワークショップに参加する人たちが目に飛び込んできました。
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キンダートランスポートに想いをはせて
18 September 2020 Nr.1130 文・写真 中村真人
【ベルリン発】Sバーンのフリードリヒシュトラーセ駅前に、対照的な二つの部分から成る記念碑があります。明るい表情で西側を向く男の子と女の子の像、そして一様に沈んだ表情で東側を向いたブロンズ像の子どもたち。記念碑の下には「生への列車―死への列車 1938~1945」と書かれています。
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ベルリンらしい自由さ 月に一度の自転車のみの市
21 August 2020 Nr.1128 文・写真 守屋健
【ベルリン発】カラッと晴れた7月最初の日曜日、ベルリンの自転車のみの市を訪れました。新型コロナウイルス感染対策として、受付で個人情報を記入したのちに入場すると、広場にはたくさんの自転車。そして、飲み物を片手に物色する人や、修理のワークショップに参加する人たちが目に飛び込んできました。
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再開したベルリンの映画館とColosseumの破産
17 Juli 2020 Nr.1126 文・写真 中村真人
【ベルリン発】コロナ禍になって時々気になっていたのは、街角の映画館の状況です。本誌1114号のレポートでご紹介したドイツ最古の映画館Moviementをはじめ、ベルリンにはインディペンデント系の映画館が多くあります。しかし、ほかの文化施設と同様、ドイツ全土の映画館は3月中旬から閉鎖を余儀なくされていました。
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ポツダム郊外の日本庭園を訪ねて
19 Juni 2020 Nr.1124 文・写真 守屋健
【ベルリン発】隅々までほうきで丁寧に整えられた砂地と、青々としたカエデ。見頃を迎えているツツジやサツキが咲き誇る小道を進んでいくと、魚たちが泳ぐ小さな池、ほとりにたたずむ小さな四阿(あずまや)が姿を現します。「ここは日本?」と錯覚してしまうほど精緻(せいち)で美しい日本庭園、その名も「Japanischer Bonsaigarten Ferch」です。
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終戦75年を迎えたベルリンの5月8日
22 Mai 2020 Nr.1122 文・写真 中村真人
【ベルリン発】5月8日、第二次世界大戦でのドイツの無条件降伏から75年目となる終戦記念日を迎えました。
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冷戦時代のレーダー跡地 トイフェルスベルク
17 April 2020 Nr.1120 文・写真 守屋健
【ベルリン発】トイフェルスベルクでは、ベルリンの近現代史を物語るような、さまざまな変遷を見ることができます。3月初旬にこの山の歴史を巡るガイドツアーに参加したので、その様子をレポートします。
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