Hanacell

地元のビールを楽しもう!

ビール好きにはたまらない季節がやってきました。青空の下、太陽の日差しを浴 びながらビールグラスを傾ける。このために、暗くて長い冬を我慢してきたようなものです。ドイツでビールというと、バイエルン地方がよく取り上げられますが、ここフランクフルトにも有名なビールがあります。

その1つがビンディング(BINDING)です。ラベルにレーマー広場の絵が描かれているこのビールの始まりは1870年。フランクフルト旧市街の小さな醸造所で生まれ、今ではヘッセン州で1番大きいビール醸造所へと成長しました。そしてもう1つは、ヘニンガー(Henninger)。ロゴにエッシェンハイマー塔が使われています。こちらの歴史は古く、創業は1655年。2001年にすぐお隣のビンディング(Binding-Brauerei)に買収されましたが、ビール樽をあしらったヘニンガー塔や自転車レース「Rund um den Henninger-Turm」(今年から名称変更)などで、その名は広く知られています。

ヘニンガー塔
「ヘニンガー塔」。
以前は回転展望レストランが入っていたが、現在は閉鎖中。

このビンディングとヘニンガーは生産量も多く、全国で販売されています。しかし、たまにはここフランクフルトでしか味わえないビールを、しかも直営のレストランで味わってみたくはないですか? 醸造所直営レストランはドイツ国内にいくつもありますが、都心から遠かったり交通が不便だったりと、足が遠のきがちになるもの。そんな中、中心街から近く、気軽に行ける醸造所レストランを見つけました。コンスターブラーヴァッヘ駅から徒歩数分の場所にある「Zu den Zwölf Apostel」です。

Zu den Zwölf Apostel
「Zu den Zwölf Apostel」。
中に入ると、昔ながらの醸造道具がちらりと見えます。
ホームページ:www.12apostel.net

ここで出されるビールは、18世紀末から造られているもので、このレストランともう1店、「Zum Adler」というレストランでしか飲めないそうです。少し濁りのあるピルスナーで、HellとDunkelの2種類がありました。味は、独特な重みを感じるものの炭酸が弱めで苦味も少ないため、抵抗なくガブガブ飲めてしまいました。夏の間は外で飲むこともできるので、買い物帰りに1杯なんていうのも良いかもしれませんね。

BINDING Römer Pils(左)とHenninger Kaiser Pilsner
BINDING Römer Pils(左)とHenninger Kaiser Pilsner

石野 あやか(いしの あやか)
ドイツW杯の折に渡独。初めてのドイツ、初めてのヨーロッパの地がフランクフルトでした。昼間から堂々とビールを飲める素敵な文化に魅せられて、1年間の滞在予定が、気がついてみれば3年目突入。こうなったら、次のW杯もドイツで観戦だっ!
 
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