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今話題の女子サッカーに注目!

我らが〝なでしこジャパン″の優勝で幕を閉じた第6回サッカー女子ワールドカップ(W杯)。開催国ドイツは国内有数の大型スタジアムを使用し、全試合を公共放送で生中継、各地にパブリック・ビューイングを設置するなど、男子W杯と変わらぬ待遇で3週間にわたる大会を盛り上げました。特に、大方の予想を覆して初優勝を果たした日本代表の快進撃には、世界から驚きと賞賛の声が上がりました。体格差のある相手に対し、懸命に粘り強く挑み続ける彼女たちの姿は、多くの日本人に勇気と元気を与えたと思います。これを機に、男子だけでなく女子サッカー にもさらなる注目が集まることが期待されます。

さて、ここフランクフルトで女子サッカーと言えば、1.FFCフランクフルト。ドイツの女子サッカーを代表する選手の1人、ビルギット・プリンツを筆頭に、多くのスター選手を抱える女子サッカー界屈指の強豪チームです。今回のW杯では、ドイツ代表選の約4割がこのチームに所属する選手でした。1998年に設立された同チーム(前身に当たるSGプラウンハイムは1973年設立)は、これまでにリーグ優勝7回、女子DFBポカール優勝8回、UEFA女子チャンピオンズリーグ優勝3回など、数多くの輝かしい成績を収めています。特に2002/03、07/08シーズンには三冠 達成という偉業を達成しました。

ルーデルハイムにある本拠地「Stadion am Bren tanobad」の入り口
ルーデルハイムにある本拠地「Stadion am Bren tanobad」の入り口

また、08年のUEFA女子チャンピオンズリーグ決勝戦では、観客動員数がヨーロッパ最多の2万7640人を記録し、その実力はもとより、女子サッカーが商業的にも成立することを証明しました。しかし、最近では主力選手の高齢化に伴う引退や負傷離脱などが増え、苦戦も目立ってきています。スター選手を多く抱えてきたフランクフルトの今後の重要課題は、チームの若返り。ここまでチームを牽引してきた貢献者たちの後を担う選手やスタッフを、いかに育てるかが鍵になってくると思われます。

今季は8月21日(日)、ホーム(Stadion am Brentanobad)で行われる対SGエッセン・シェーネベック戦で幕を開けます。今季からDF熊谷紗希が加入。また、3年連続でリーグ優勝を果たしている1.FFCトゥルビネ・ポツダムにはFW永里優季が、FCR 2001デュイスブルクにはFW安藤梢が所属しており、なでしこ対決も楽しめるかもしれません。

1 .FFCフランクフルトのウェブサイト
www.ffc-frankfurt.de

女子W杯開催時に登場したマイン川のパブリック・ビ ューイング
女子W杯開催時に登場したマイン川のパブリック・ビューイング

石野 あやか(いしの あやか)
2006年のサッカーW杯ドイツ大会にタイミングを合わせて初渡独。国内外への交通の便の良さと、ほどよい田舎臭さを併せ持つフランクフルトから離れられなくなっている、ビールと旅行が大好きな不良主婦。
 
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