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Mi. 19. Jan. 2022

プロ女流棋士さんがやって来た!

ドイツはボードゲームの先進国ですが、日本にも世界に誇るゲーム「将棋」があります。そんな将棋の普及に尽力する女流棋士、北尾まどか氏が11月に来独し、フランクフルトで将棋紹介イベントを行いました。北尾女流二段は、女性や子どもも含め、多くの人が将棋を楽しめるよう、ゲーム性はそのままに、駒の動きを簡略化した「どうぶつしょうぎ」を考案。3×4マスの盤上で、「ライオン」「ぞう」「きりん」「ひよこ」の4種類、計8個の駒を用い、相手のライオンを取り合うこのゲームは、言語制限のない絵駒のおかげで日本はもちろん、世界中の人たちが遊べるようになっています。このどうぶつしょうぎや普通の将棋を体験できるイベントに参加して来ました。

艶やかな袴姿の北尾女流二段(左)とアシスタントのファーベル理沙さん
艶やかな袴姿の北尾女流二段(左)とアシスタントのファーベル理沙さん

私が到着した時点で、すでにすごい熱気に包まれていた会場では、大人から子どもまで大勢の人が将棋盤やどうぶつしょうぎを囲んで真剣にプレイしていました。将棋は駒の選択肢が多過ぎて、どれを動かせば良いのか、1つの駒の動きが勝敗にどう影響するのかが分からず、私のような初心者には難解なイメージがありました。ところが、どうぶつしょうぎでは初めてでも動きが理解でき、第1手から駒の取り合いを始められるので、すぐにゲームを楽しむことができます。また、1局の時間も短く、負けても何度でも挑戦したくなるのが魅力です。かわいいデザインと簡単なルールで、誰でもすぐに参加できる反面、実は奥が深く、大人も真剣にのめり込んでしまいます。

イベントでは北尾棋士とも対局することができ、大人も子どももやり方を教わったり、アドバイスを受けたりしていました。海外でも意外と将棋を嗜む人は多いと話す北尾氏は、男性なら友人と集まって将棋を指したり、女性なら子どもと一緒にどうぶつしょうぎをしたり、日本人がドイツ人と1局交えたりと、交流のツールとして将棋を楽しんでもらいたいと願っているそうです。その言葉通り、会場では年齢、性別、国籍を超え、あちこちで皆が楽しく真剣に対局していました。

会場のあちこちで白熱した対局が繰り広げられていました
会場のあちこちで白熱した対局が繰り広げられていました

特に子どもたち同士がルールを教え合いながら、初めての子でも対等に駒を進める姿が印象的でした。

残念ながら、今はまだフランクフルトに将棋クラブはないそうですが、今回のイベントは、将棋についてほとんど知識がなかった人でも、その面白さを体験する良い機会になったことでしょう。北尾氏は今後もまた当地で将棋イベントを開催したいと語っており、日本の文化である将棋がさらに普及することを期待したいと思います。

ユゴ さや香
2003年秋より、わずか2週間の準備期間を経てドイツ生活開始。縁もゆかりもなかったこの土地で、持ち前の好奇心と身長150cmの短身を生かし、フットワークも軽くいろんなことに挑戦中。夢は日独仏英ポリグロット。
 
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