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ハンブルクのスーパー銭湯?!バルトロメウス・テルメ

ドイツに住んでいると、日本が懐かしくなるものの1つに温泉がありますよね。ドイツにも温泉保養地はありますが、ほとんどは冷泉で、日本人の感覚からすると温水プールのような感じです。ゆっくり浸かって温まる温泉をイメージして行くと、物足りなさを感じるのではないでしょうか?プールに併設されているサウナに入れば身体の芯から温まりますが、ドイツのサウナは混浴。女性の日が設けられていても、そこで働いている人のなかには男性がいることもあります。どこかに女性だけのサウナはないものか……と探してみたところ、ハンブルクの東側にバルトロメウス・テルメを見つけました。

「テルメ」といえば、温泉。ハンブルクにも温泉があったのかと思い、ホームページを見てみると「心のための小休暇」という見出しで、「静かな休息と身体のリフレッシュを求める人のために、理想的な場所」とあります。さらに、テルメの入場料だけで、2つのアロマ・サウナにも水着を着たまま入れるとのこと。早速出かけてみました。

天井は鏡張りで幻想的。奥にはインビスとサウナがあります天井は鏡張りで幻想的。奥にはインビスとサウナがあります

大きな温水プールのドーム内は湿度が高く、写真を撮ろうとすると、瞬く間にレンズが曇ってしまいました。水温は32度との表示でしたが、ジェット水流が流れているためなのか、もっと温かく感じます。ジェット水流のノズルがたくさん出ているので、肩凝りの人にはいいマッサージになります。2つのアロマ・サウナはミスト・サウナになっていて、温度は40度、45度と低め。その分、時間をかけてゆっくり入ることができます。そして驚いたことには、ある時間になったら、塩がサービスされるのです。まるで日本のスーパー銭湯にある塩サウナ! ドイツ人もその塩を手に取り、身体中に擦り込んでサウナに入っていました。もっと温度の高いサウナがお好みの方は、料金を上乗せしてドライ・サウナに行くこともできます。

利用者は常連さんが多いようで、「静かな休息」がこのテルメの主眼となっているため、ご家族の方には残念ですが、子どもは入場できないことになっています。プールの周りには寝椅子がずらりと並び、屋外の休憩スペースのほか、インビスもあります。ホームページのうたい文句のごとく、普段の疲れを取るために、1日休暇をここでゆっくり過ごすのもいいなと思いました。

一定に保たれた水温と湿度が身体の調子を整えてくれます一定に保たれた水温と湿度が身体の調子を整えてくれます

温泉効果の鉱物は何か聞いてみたら、なんと水道水とのこと。それでも十分に身体がほんわか温まったので、やはりここは日本のスーパー銭湯にとても似ていると思いました。疲れたときに、またゆっくり行こうと思います。

バルトロメウス・テルメ:www.baederland.de

井野 葉由美(いの はゆみ)
ハンブルグ日本語福音キリスト教会牧師。イエス・キリスト命。ほかに好きなものはオペラ、ダンス、少女漫画。ギャップが激しいかしら?
www.nd-jcf.de
www.facebook.com/ndjcf

 
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