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Mi. 29. Jun. 2022

スケボーキッズたちが集まるI-Punkt屋内スケ-トランド

昨年開催された東京オリンピックで、新競技として初めて採用されたスケートボードが大変注目を浴びました。日本人選手たちが金メダルを取ったことで、日本ではちょっとしたスケボーブ-ムになったとか。以前は日本だと練習場所が少なく、ストリートでやると、すぐにお巡りさんが駆け付けて追い払われましたが、今では各地に設備の整ったスケボーパ-クが造られているそうです。昔、日本帰国のたびにストリートで遊んで怒られていたうちのスケボー少年3兄弟。彼らが子どものころにハンブルクでいつも通っていたのが、今回ご紹介するI-Punkt スケートランドです。I-Punkt スケートランドは非営利団体で、その運営は寄付やスポンサーからの出資、市の福祉課の援助などで成り立っています。屋内1500平方メートル、屋外1800平方メートルの広さで、ドイツ国内では最も大規模なスケ-ト場だそうです。

プールのような「ボール」プールのような「ボール」

その発起人は、ハンブルクの「Thomas I Punkt」というファッションブランド設立者でデザイナ-のトマス・フリーゼ氏。きっかけは90年代、当時13歳だった彼の息子がスケボーを始めたとき、スケボーはあまり盛んでなかったため情報も少なく、滑る場所もなかったことだそうです。その後、市の教育福祉課と協力し、青少年のための娯楽施設プロジェクトとしてスケートランドの建設に携わりました。彼のパイオニア精神、そして息子への愛情からか、努力のかいあって1993年に「I-Punkt スケートランド公益社団法人」を設立。2000年にはハンブルグ市のBerliner Torの現住所にスケートランドが開設されました。

外観はポップな感じ外観はポップな感じ

I-Punktでは、スケボー以外にも、家庭的、社会的環境にあまり恵まれない地域の子どもたちの福祉支援に協力しています。スケートランドのスタッフたちの多くは教育者専門の資格を持っていて、子どもたちのメンタルケア、宿題サポートなども提供。ドイツの学校には、日本と違って放課後のクラブ活動というものがありません。学校が終わった後の過ごし方は各家庭に任されているので、家庭の事情によっては行き場のない子どもたちも結構いるのが現状です。

そういった子どもたちがいつでも来られるようにと、スケートランドは年中無休。スケボー講座や、スケボーコンテスト、有名なスケーターを招いてのイベントもあります。子どものお誕生日パーティーなどで貸切ることもできます。入場料は18歳以下が3ユーロ、それ以上は4ユーロ。スケートボードやヘルメットなどは借りることができます。

障害物のあるストリ-ト障害物のあるストリ-ト

20年ほど前、わがスケボー少年3兄弟を迎えによく訪れたスケートランド。今回、久しぶりに訪れてみて、ちょっとしみじみとしてしまいました。

岡本 黄子(おかもと きこ)
ハンブルグ郊外のヴェーデル市在住。ドイツ在住38年。現地幼稚園で保育士として働いている。好きなことは、カリグラフィー、お散歩、ケーキ作り、映画鑑賞。定年に向けて、第二の人生を模索中。

 
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