Hanacell

雨の日でも安心の屋内遊戯施設

先日電車のホームのポスターで、以下のようなテキストを見掛けました。「ハンブルクは天気が悪いことで有名ですが、実際にはケルンの方が、年間の雨の日数が30%も多いということをご存じでしたか?」。このポスターの真偽はさておき、明るい太陽の光が燦々と降り注ぐ日本の夏を知っている日本人にとっては、確かに「どうしてこんなに雨の日が多いの!?」と言いたくなるのが、ハンブルクの天気です。

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭には、「雨の日が続くと公園に行くこともできず、お子さんが退屈して困る」とお悩みのところもあるのではないでしょうか。しかしハンブルク近郊ヴェーデルには、そんなときでも行くことのできる場所があるのです! それは、インドアの遊戯施設「Kids&Play」。先日、私も知人家族と一緒に訪れてみました。行き方は、SバーンのBlankenese駅から189番のバス(Wedel行き)を利用します。駐車場もあるので、車で行くにも便利です。ただ、入口にあるのは小さな看板だけで、「本当にこんなところに遊戯施設があるの?」と疑いたくなるほど寂れた雰囲気なので、お見逃しのないように。

中に入ると、様々な種類の「Hüpfburg(ヒュップフブルク)」があり、知人の子は「どれから挑戦しよう?」とばかりに駆け出して行ってしまいました。 Hüpfburgとは、訳すのが難しい単語ですが、中に空気が入っていて、その上に乗るとバウンドして、転んでも痛くない遊具のことです。その他、トランポリンやミニ・サッカー場、大滑り台などもあって、思いっきり体を動かして遊べます。3歳までの幼児限定で入れるコーナーもあり、子どもたちが興味を持って遊べるよう、工夫が施されていました。

「Hüpfburg(ヒュップフブルク)
大滑り台などの遊具がたくさん! この滑り台もHüpfburgの一種

ゴーカートを動かすには追加料金が必要ですが、それ以外の遊具の利用は基本的に入館料のみでOK。また、ビストロもありますが、ビストロ以外の場所でなら、各自持ち込んだお菓子などの飲食も許可されているので、子どもの誕生パーティーが行われることもあるそうです。この日も、きれいに飾り付けられたテーブルに紙皿とコップ、ケーキ、ポテトが用意されていました。確かにここなら、天気が予想し難い日でも安心です。

インドアの遊戯施設「Kids&Play」
奥がビストロ。手前のベンチでは、 持ち込んだものの飲食もOK

子どもたちは興奮して、施設内では夢中になって遊ぶので、遊んだ日の晩はきっと、ぐっすり眠ることでしょう。それにしても、大人の方が子どもよりも入館料が安いというのが驚きでした。

Kronskamp129, 22880 Wedel
開館時間:土日祝11:00~19:00、平日14:00~19:00
入館料:1~3歳4.90ユーロ、4歳以上の子ども6.90ユーロ、大人3.90ユーロ
www.kidsundplay.de

井野さん井野 葉由美(いの はゆみ)
ハンブルグ日本語福音キリスト教会牧師。イエス・キリスト命。ほかに好きなものはオペラ、ダンス、少女漫画。ギャップが激しいかしら?

 
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