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Do. 22. Aug. 2019

「作曲家地区」博物館が新装オープン

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1069号で、作曲家地区博物館(Komponisten Quartier)のレポートをいたしました。その時は、ハンブルクゆかりの作曲家として、ゲオルク・フィリップ・テレマン、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ、ヨハン・アドルフ・ハッセの3人に関する展示がありました。今年5月、新たにファニー・ヘンゼル、フェリックス・メンデルスゾーン、グスタフ・マーラーの3人が加えられ、作曲家地区博物館が新装オープンしましたので、再び足を運んでみました。

同博物館のあるペーター通り(Peterstrasse)は、ブラームスの生家に近く、同じ通りにはブラームス博物館があります。当時の建物は第二次世界大戦の空襲で破壊されましたが、その後、以前と同じようなスタイルで建物が再建されましたので、この通り全体がブラームス時代にタイムスリップしたかのような雰囲気が漂います。今回の作曲家地区博物館の新装オープンに伴い、ブラームス博物館とは共通チケット(9ユーロ)で入場できるようになりました。

博物館向かいのペーター通りに展示された作曲家たち
博物館向かいのペーター通りに展示された作曲家たち

さて、ファニー・ヘンゼルと聞いてもピンと来ない人が多いと思いますが、メンデルスゾーンの姉に当たります。2人ともハンブルク生まれで、幼少のころから音楽に秀で、ファニーも、ピアノ曲、歌曲、宗教曲を多数作曲しています。またSonntagmusikenというサロン・コンサートを主催し、当時の音楽界をリードしていました。同博物館ではそれぞれの作曲家の作品が聴けるようになっているので、彼女が作曲したアリアを聴きましたが、なかなかドラマチックな作品でした。また、メンデルスゾーンが当時忘れ去られていたバッハのマタイ受難曲に着目し、彼の再演によってその価値が広く認められるようになったことはよく知られていますが、その陰には、ファニーの尽力もあったようです。

マーラーは1891年から1897年にかけて、ハンブルク・オペラ座で指揮者を務めました。同博物館では、それぞれの作曲家について編集された映像を見ることができます。マーラーの時代になると当時のハンブルクの写真がふんだんに使用されており、ハンブルクっ子にとっては「あの場所が当時はこうだったのか!」という音楽とは別の楽しみ方もあります。また、現代ハンブルク・バレエ団の振付師ノイマイヤーが、マーラーの作品に振付けをしたバレエの映像も見ることができます。

映像と音楽で作曲家について知ることができます
映像と音楽で作曲家について知ることができます

マーラーの指揮によるコンサートのポスターと、彼が乗っていた自転車
マーラーの指揮によるコンサートのポスターと、彼が乗っていた自転車

共通チケットは1日有効なので、途中食事に出たり、近くのミヒャエル教会で毎日12時から行われているオルガンコンサートを聴いてから戻ってくることも可能です。

井野 葉由美(いの はゆみ)
ハンブルグ日本語福音キリスト教会牧師。イエス・キリスト命。ほかに好きなものはオペラ、ダンス、少女漫画。ギャップが激しいかしら?
www.nd-jcf.de
www.facebook.com/ndjcf

 
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