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手作り雑貨とアートのフリーマーケット

今年4月から、ライプツィヒ東部で新たに「SonderpOSTen」という名のフリーマーケットが始まりました。初回の4月12日(土)は、手作り雑貨とアート作品の出店販売をメインに、コンサートや読書会、演劇パフォーマンス、子どもワークショップなども開催され、晴天に恵まれた会場のレーネ・フォイクト公園 (Lene-Voigt-Park) は大勢の人で賑わいました。このマーケットを 主催する「ミュールシュトラーセ14番(Mühlstraße 14)」は、ライプツィヒ市の文化局や青少年局の支援を受けながら社会文化活動を行っている、東部で最も歴史のある団体で、同マーケットのほか、定期的に子ども用フリーマーケットやコンサート、ワークショップなど様々なイベントを企画運営しています。

レーネ・フォイクト公園
4月12日に初めてフリーマーケットが開かれ、多くの人出で賑わったレーネ・フォイクト公園

レーネ・フォイクト公園は、かつてアイレンブルク駅(Eilenburger Bahnhof)があった約11ヘクタールの敷地を、ライプツィヒ市が2004年に都市計画の枠組みで再生した公園。東西約800メートルに細長く延びる公園内には、趣向を凝らした子どもの遊び場やビーチバレー、卓球などのスポーツが楽しめる区画がいくつもあり、毎年夏になると芝生の上はピクニックを楽しむ人たちで溢れ返っています。市の中心部に近いという利便性も相まって、地域の住民に大変人気のス ポットとなっているこの公園のおかげで、周辺地域の人口は着実に増えています。

ところで近年、ドイツでは個人の手作り雑貨をオンラインで購入できるウェブサイト「ダワンダ (DaWanda)」が普及したことにより、特に手作りのベビー用品や子ども服をネット上で売り買いする人たちが増えています。ダワンダは、自宅で手作り雑貨を製作している子育て中の母親たちを中心に、売りたい人が簡単に登録して商品情報を掲載し、買いたい人は写真付きのカタログから選んで注文するというスタイルのオンラインショップです。同サイトの登録者の中には、オンラインのみならず、自身が住んでいる地域のフリーマーケットなどに出店する人たちもいます。そのようなフリーマーケットの情報はダワンダのウェブサイトでも告知され、レーネ・フォイクト公園のフリーマーケットでも、ダワンダで出店しているようなスタンドがあちこちに見受けられました。

手作りの子ども用雑貨を出店するスタンド
手作りの子ども用雑貨を出店するスタンド

初回のフリーマーケットでは、約40の出店スタンドが並びました。普段あまり見掛けることのないライプツィヒやその近郊で作られる地ビールやレモナードも販売され、大人も子どもも一緒に公園でのんびりと過ごせるお勧めのイベント。 次回の開催は10月18日(土)です。

SonderpOSTen: www.leipzig-leben.de/sonderposten-kunst-kreativmarkt
DaWanda: www.dawanda.com

ミンクス 典子
福岡県生まれ。東京理科大学建築学科修士課程修了後、2003年に渡欧。欧州各地の建築設計事務所に所属し、10年に「ミンクス.アーキテクツ」の活動を開始。11年よりライプツィヒ「日本の家」の共同代表。
www.djh-leipzig.de

 
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