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Mi. 25. Nov. 2020

魅惑の世界にようこそ トム・サックスの「Timeline」展

初めまして。今月からシュトゥットガルトの地域レポーターを務めることになりました、フンドハウゼン・エリです。どうぞよろしくお願いします!

昨年、東京オペラシティでも展覧会を行っていた、ニューヨーク出身のアーティスト、トム・サックス(1966-)。その時からずっと気になっていたこの展覧会が、シュトゥットガルト近郊にあるジンデルフィンゲンという街の美術館SCHAUWERKでも開催されていたので行ってきました。

トム・サックス氏トム・サックス氏

展覧会のタイトルは、「Timeline」。さっそく会場に入りチケットを購入すると、展示タイトルと同じ「Timeline」という作品が目に入ります。時間軸に沿って、彼自身の作品や、その当時好きだったものが並べられており、この作家をよく表していると感じました。また、東京オペラシティでの展覧会のために制作された「茶の湯シリーズ(Tea Ceremony)」や、今回の展示のために作られた「2001年9月11日以前の世界貿易センタービル」の作品などがあります。

「Miffy」(2012)「Miffy」(2012)

入り口そばには小さな鳥居があり、身を縮めながらくぐってみると、そこにはトム・サックス流ティーセレモニーの世界が広がっています。まず登場するのが鯉池。この池にはなんと、10匹以上の立派な鯉たちが悠々と泳いでいました。スタッフによると、その鯉のうち一匹はトム・サックスという名前で、トム・サックスの秘書なのだとか……。ということは、アメリカから鯉を運んできたのかと聞けば、シュトゥットガルトで入手したとのこと。シュトゥットガルトではよく鯉販売の看板を見かける場所があり、きっとそこで購入したんだな、といらぬ詮索をしました。ほかには、歯ブラシや綿棒が木に突き刺さった「盆栽」という作品も。日本の盆栽のイメージとはかけ離れていますが、彼の大胆さが感じられました。

彼の作品は前述した「茶の湯シリーズ」のほか、「宇宙シリーズ」も人気です。「宇宙に持っていくなら」という観点から制作されており、実際に使うこともできるそう。このシリーズでの私のお気に入りの一つが、「灰皿」という作品です。正方形の白い箱の上には灰皿や茶碗、さらにはヤマザキのウイスキーも置かれていて、ここにも彼の日本好きが表れています。

「Ashtray(灰皿)」( 2018)「Ashtray(灰皿)」(2018)

残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大により、本美術館も5月16日(土)まで臨時休館となってしまいました。しかし5月17日(日)には、開館10周年を祝うイベントが予定されています。この日は入場無料でバンド生演奏もありますので、ご興味のある方はぜひ訪れてみてください。

フンドハウゼン エリ
大阪生まれ、東京育ち。在シュトゥットガルト13年。Merz Akademie大学視覚コミュニケーション科卒。語学力を武器に、日本企業のリロケーションをサポートしながら、メディアデザイナーとしても幅広く活躍している。趣味はギターと読書。

 
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