湖の季節がやってきた!マックス・アイト湖へ行こう

シュトゥットガルト北部、ネッカー川沿いに位置するマックス・アイト湖は、かつて砂利の採掘場だった場所を整備して作られた人工の湖です。ワイン畑の広がる丘のふもとにあり、自然と調和した美しい景観の中で1周約1.5キロの湖散策が楽しめます。

おいしそうな匂いが漂う、バーベキューOKのエリアおいしそうな匂いが漂う、バーベキューOKのエリア

中央駅から地下鉄で約15分、Wagrainäcker駅から徒歩すぐというアクセスの良さも魅力の一つです。電車を降りると、すぐにバーベキューの香ばしい匂いが漂ってくるので、自然と向かうべき方向が分かると思います。一方、通りの向かいには車で来る人のための駐車場も完備されています。年間を通じて多くの人が訪れますが、特にサマータイムが始まったこの時期は、平日の夕方や週末になると家族連れや仲間同士で集まる人たちでにぎわいます。

この湖の名前は、フランクフルト出身で、バーデン=ヴュルテンベルク州でも学び働いた技術者・作家のマックス・アイトに由来します。彼は農業機械の改良や水利技術の発展に尽くし、米国やエジプトでも活躍した人物です。そのような業績に敬意を込めて、この湖に彼の名前が冠されました。現在は、一部が自然保護区域に指定されており、周辺には珍しい動植物が生息しています。

ネッカー川にかかる白いつり橋ネッカー川にかかる白いつり橋

私が訪れた日は快晴で、湖畔ではバーベキューをする人々、誕生日会をする子どもたち、友だち同士で集まっているグループなどがそれぞれ楽しんでいました。ちなみに皆さんは、バーベキューでどんなものを焼きますか? ドイツでバーベキューをするとき、焼きおにぎりやお餅を持参すると喜ばれることも多いと思います。以前、切り餅を見たドイツ人の友人に「石けんを焼くのか」と聞かれて笑ってしまいました。焼いたお餅に海苔を巻き、しょうゆを付けて渡すと、とても気に入ってくれたのがうれしかったです。

さて、湖の周りを散策していると、ネッカー川にかかる白いつり橋の下で、ちょうどレスキュー隊の水辺訓練が行われているのを見つけました。湖畔には、自転車やインラインスケートなどの乗り物用の道と、バリアフリーに配慮された歩行者用の道が整備されています。ベビーカーや車椅子の方でも安心して楽しめるのはうれしいポイントですね。湖の周辺には、公共トイレやゴミ箱も設置されていて使いやすい環境が整っています。

自然溢れるマックス・アイト湖自然溢れるマックス・アイト湖

続く芝生の広場では、ボール遊びやフリスビーをする人の姿もあり、流れる水のエリアで足を浸す人も見かけました。暖かくなればボートに乗る人や、釣り人の姿(ドイツでは釣りをするのにライセンスが必要なのでご注意!)も増えていくことでしょう。これから本格的に到来する湖シーズン、ぜひマックス・アイト湖へ出かけてみてください。

久次( ひさつぎ ) 貴子( たかこ )
おんせん県出身。ドイツ人の夫と二人の子どもと日独いいとこどりの暮らし。 昼間はリロケーションサポートのお仕事。趣味は夜な夜な糀作り。とある村の朝の風景をインスタグラムで発信中。
Instagram:@takako_miyabi_deutschland

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


Nippon Express ドイツ・デュッセルドルフのオートジャパン 車のことなら任せて安心 習い事&スクールガイド バナー

デザイン制作
ウェブ制作

ドイツ便利帳サーチ!

詳細検索:
都市
カテゴリ選択