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カラフルでエキゾチックなアフリカ祭り

毎年7月の第2週末に、シュトゥットガルトのエアヴィン= シェットレ(Erwin-Schoettle)広場で「アフリカ祭り(Afrika-Festival)」が開催されており、今年で第14回目を迎えました。この日は雲一つない快晴で、気温もぐんぐん30度以上に上昇。アフリカ祭りにふさわしい天気だと思い、さっそく行ってみることにしました。

マットヘウス(Matthäus)教会を背景に、お祭りの会場は広場いっぱいに広がっていて、小さな売店がずらりと並び、たくさんの家族連れや若者でにぎわっていました。売っているものは手作りの民芸品をはじめ、派手な民族衣装、楽器、アクセサリーなど、アフリカンカラーの品物が勢ぞろい! 大陸が違うだけあって、色使いやデザインが西洋と全く違う、強烈で独特なイメージを持っています。売店をハシゴしながらいろいろ買い物するのがとても楽しかったです。

アフリカンファッション
カラフルなアフリカンファッション

そして、おなかが空いたら、もちろんアフリカ料理のお店もあります。定番の焼きバナナや牛肉の煮込みのほかに、揚げ餃子みたいなものや、焼き魚、鳥のウィングの串刺しなど種類も豊富。料理の名前の下には必ず材料などの説明が入っていて、どれにしようかと迷う人のために、お試しセットのようなものも提供されていました。美食家を自負する私たちアジア人から見ても、どれもおいしそうでした。

焼きバナナと牛肉の煮込み丼
焼きバナナと牛肉の煮込み丼

エキゾチックなおいしい食事でおなかを満たした後、さらに辺りをウロウロ適当に歩き回ってみました。子供たちの顔にペイントするワークショップがあったり、手のひらにおさまりきらないほど大きなアフリカカタツムリを片手に持ちながらお話をしてくれるおじさんもいました。このおじさんは子供向けの本の作家で、ご自身の書いた『アフリカカタツムリのアフリカからの長旅』という本を集まった子供たちに読み聞かせしながら、カタツムリの生態を分かりやすく説明していました。アフリカカタツムリの好物を実際に見せながらクイズ形式で子供たちに教えていたのですが、この巨大カタツムリの好物であるオクラがアフリカ原産の野菜だと、おじさんのお話を聞いて初めて知りました。

いろいろなお店やワークショップなどを一通り回って見終わった頃、大音量の音楽が会場の別のコーナーから聞こえてくるではありませんか。行ってみると、アフリカンジャズのオープンエア・コンサートが行われていました。これもまた陽気でリズム感のよい素敵な音楽でした。

後でプログラムを確認したところ、カメルーンから来た講師によるアフリカ太鼓のワークショップもあったりして、これにも興味をそそられました。今回は予定が合わず参加できませんでしたが、来年はぜひ挑戦してみようと思っています。

郭 映南
中国生まれの日本国籍。東北芸術工科大学卒業後、シュトゥットガルト造形美術大学でアート写真の知識を深める。その後、台北、北海道、海南島と、渡り鳥のように北と南の島々を転々としながら写真を撮り続ける。
www.kakueinan.wordpress.com
 
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