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ロンドンのゲストハウス
So. 20. Okt. 2019

カローラ・シュレスヒェンにて素敵な時間を

爽やかな夏の日に戸外で過ごすひとときは、湿度が低く蚊の少ないドイツならではの楽しみで、誰にでも、自宅の庭やカフェなどお気に入りの場所があるはずです。今回は、ドレスデンのセントラルパークともいえるグローサー・ガルテン内にある、とっておきの場所をご紹介します。

ネオ・ルネサンス様式の建物
ネオ・ルネサンス様式の建物の外観

公園内の湖の中で最も大きなカローラ湖に面して立つカローラ・シュレスヒェン(Carola Schlösschen)と名付けられた建物は、レストランおよびカフェとして賑わいをみせています。豪華客船の吹き抜け階段を彷彿とさせる中央の螺旋階段は印象的で、イエローの壁に真紅のカーテン、幾何学模様のタイル貼りの床、一面鏡張りになっているバーカウンターの棚など、古き良きカフェバー最盛期の雰囲気が漂う内装です。

この店の歴史は公園の歴史の歩みとともにあり、1873年に若干22歳のフリードリヒ・ブーシェ氏が公園の所長を引き継いだことに始まります。彼はその後、半世紀にもわたって所長を務めた人物です。1875年には、ブーシェ氏が現在の公園の南側に当たるシュトレーレン一帯の土地を購入し、公園に組み込みました。

1881年と、その翌年の冬には、かつて存在していた砂利採取場の場所を湖に造り替え、ザクセン国王のカローラ妃(1833~1907)を称え、この湖を「カローラ湖」と命名。1886年に湖が拡張され、半島のように突き出た場所には1895年まで小さな居酒屋がありましたが、それを取り壊し、同年にレストランを併設したゲストハウスが建てられました。このレストラン「カローラ・シュレスヒェン」はネオ・ルネサンス様式の建築で、1945年のドレスデン爆撃の際には、その他の重要な建物同様、爆撃を受けました。その後修復され、1999年に再オープンし、現在に至ります。

テラス席
テラス席にて。赤いパラソルと緑のコントラストが素敵

つまり、現在の建物は19世紀末の建築を現在も継承していることになり、この雰囲気も納得です。テラスから続く庭の先には湖が広がり、テラス席での食事やお茶は、「とっておきの時間」になること間違いなし。毎週木曜日のアフターワーク・パーティーをはじめ、バラエティー豊かで意欲的な企画が多いのも特徴です。キャンドルライトのみの怪奇的な雰囲気で開催される探偵仕立てのディナーや、真冬にはカローラ湖上でのスケート&グリル、夏はバスケットにピクニックセット一式が詰め込まれたピクニックランチなど、思いもつかない公園での過ごし方を提案しています。折に触れて立ち寄ってみたくなる、そんな場所です。

Carola Schlösschen
www.carolaschloesschen.de

福田陽子さん福田陽子
横浜出身。2005年からドレスデン在住。ドイツ人建築家の夫と娘と4人暮らしの建築ジャーナリスト。好奇心が向くままブログ「monster studio」公開中。
http://yoyodiary.blog.shinobi.jp/
 
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