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ミッフィーの故郷へ オランダ日帰り旅

子どもから大人まで世代を超えて愛される「Miffy」(ミッフィー)。生みの親であるディック・ブルーナの故郷、オランダのユトレヒトにその絵本の世界を体感できるミュージアムがあります。私の住むデュッセルドルフからは車で2時間ほど。子どもが遊びながら楽しめる場所と聞き、とある休日に友人家族と一緒に行って来ました。

ユトレヒトは、オランダらしい中世の建物と運河が印象的な街。その美しい運河沿いに「nijntje musium」(ナインチェ・ミュージアム)があります。そう、実は日本で知られる「ミッフィー」の呼び名は英訳時に付けられたもので、生まれ故郷のオランダでの名前はナインチェ(ちなみに日本語版の絵本では「うさこちゃん」)。オランダ語で「小さなうさぎちゃん」という意味だそうです。

等身大のミッフィーがたくさん!等身大のミッフィーがたくさん!

ミュージアムは体験型なので、入り口のロッカーに手荷物を預け、子どもも大人も身軽に回ります。ミッフィーの絵本シリーズは、ミッフィーが身近な世界の中で家族や友人と体験する出来事や冒険がテーマになっていますが、このミュージアムはまさにそういったことを子どもたちが遊びながら五感を使って学べる場所。例えば、ミッフィーのおうちでおままごとをしたり、庭で水やりや芝刈りをしたり。お医者さんごっこができる病院や交通ルールを学べるアトラクションなどもあり、子どもたちは再現された絵本の世界の中を自由に動いて回ります。施設内にはミッフィーの塗り絵や切り絵ができるワークショップスペースや、オリジナルグッズが充実したお土産ショップ、ミッフィーをモチーフにしたパンケーキなど限定メニューのあるカフェもありました。

ロッカーに手荷物を預け、いざ美術館へロッカーに手荷物を預け、いざ美術館へ

ママ・パパの次に覚えた名前が「ミッフィー」だったわが家の娘。訪れる前は、2歳前だと少し早いかなとも思っていましたが、2時間ほどの滞在中、ずっと走り回って楽しんでいました。子どもが体験することを目的にしたミュージアムですが、テーマごとに解説があるので(日本語での表示も!)、ミッフィーや絵本作家ブルーナについて詳しく知ることができます。大人になった今、改めてミッフィーの世界に入り込むと、シリーズ制作の背景やブルーナが作品に込めた哲学など、新しい発見もあり面白かったです。娘と一緒にもう一度、シリーズを読んでみようと思いました。

子どもたちに大人気の電話体験子どもたちに大人気の電話体験

なお、私が訪れた際、ミュージアムは改装のため一時移転中で、今年、セントラル美術館前にある本来の場所に戻る予定とのこと。面積も広がり内容もさらに充実するようです。また現在は夕方以降、ミュージアムの正面でミッフィーと仲間たちが登場するプロジェクションマッピングが行われています(1月29日まで毎日開催)。ほのぼのとしてかわいらしいので、こちらもぜひチェックしてみてください!

ナインチェミュージアム:https://nijntjemuseum.nl

石井 いしい めぐみ
出版社勤務ののち、夫の駐在に伴い2019年7月に渡独。現在は、デュッセルドルフ生まれの1歳の娘の子育てに奮闘中。趣味はライン川での散歩と、パンやお菓子を焼くこと。
 
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