JAL
Fr. 21. Jan. 2022

珍しいチョウが観賞できる公園

年間を通して日本より気温の低いドイツでは、日本に存在している昆虫類をあまり見掛けないように思います。ゴキブリがいないことや、夏に蚊に悩まされることがないのは嬉しい限りですが、季節を感じられるセミの声や、秋の夜長に聴くマツムシやスズムシの声を、懐かしく思われる方も多いことでしょう。もっともセミの声に関しては、騒音と感じる人もいて、賛否両論あるところでしょうが。

先日、温帯や亜熱帯地方の様々な種類のチョウを飼育し、温室で見られるように整備された、ハンブルクの東にあるチョウ公園(Garten der Schmetterlige)に行ってきました。子どもの頃に日本でよく見掛けたチョウは、モンシロチョウやアゲハチョウでしたが、ここにいるチョウは、日本のものとは少し種類が違うようです。

Sバーンの21番で終点のAumühle駅まで行き、そこから15分ほど森を抜けて行くと、チョウ公園に到着します。森に入った瞬間から自然が満喫でき、公園までの道のりも、心癒される時間です。公園内には、メインであるチョウの温室以外にも「竹の館」「樹木標本の館」などがあり、変化に富んだ施設の展示を楽しむことができます。

ハンブルク
公園内は緑がいっぱい

さて、チョウの温室は亜熱帯の気温設定になっているので、まず入り口で上着を脱がなければなりません。大きい荷物も、入り口前の小部屋に置いて行きます。ガラス越しではなく、自由に飛んでいるチョウを同じ空間で眺めることができるのがここの特徴ですが、写真を撮るのは至難の業。というのも、気温と湿度が高いので、すぐにカメラのレンズが曇ってしまうのです。さらに、チョウは羽を広げているときは美しいのですが、どちらかというと羽を閉じて止まっていることが多く、その場合、羽の模様は敵から身を守るためのグロテスクなものだったりするのです。また、人間の声がうるさいと、チョウは警戒して飛ばないのだそうです。

ハンブルク
羽を広げると美しい瑠璃色なのですが……

温室の中には、亜熱帯地域に生息する様々な植物も栽培されており、色鮮やかな花々が美しく咲き誇っていました。そしてなぜか、ウズラが花の間を縫うように歩いていました。ウズラは、ニワトリと同じくほとんど飛ばない鳥といいます。人間はチョウを見るために上ばかり見ていますから、踏まれるのではないかと要らぬ心配をしてしまいました。

公園内にはカフェもありますが、お弁当を広げられるような芝生もあります。バラ園やウサギ小屋もあり、ご家族連れの遠足に良い場所だと思いました。皆さんもぜひ訪れてみてください。開園期間は3~11月初旬です。

www.garten-der-schmetterlinge.de

井野さん井野 葉由美(いの はゆみ)
ハンブルグ日本語福音キリスト教会牧師。イエス・キリスト命。ほかに好きなものはオペラ、ダンス、少女漫画。ギャップが激しいかしら?

 
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