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Mo. 09. Dez. 2019

ユネスコの音楽都市認定 ハノーファー、さらに音楽盛んに

旧市街でのジャズコンサートや、マッシュ湖でのロックミュージックのフェスティバルなど、音楽イベントが盛りだくさんのハノーファー。少年合唱団は世界的に知られており、子供や一般市民向けの音楽学校も人気です。オペラハウスやコンサートホールも充実しており、これらの実績によりハノーファーは2014年、ユネスコの創造都市ネットワークの音楽都市(UNESCO City of Music)に認定されました。

音楽に親しむ親子
音楽学校で、小さいころから音楽に親しむ親子

創造都市ネットワークはユネスコが2004年にスタートしたプロジェクトで、音楽、デザイン、食文化など7つの創造分野があります。ハノーファーが認定された音楽分野では、日本の浜松市やドイツのマンハイムをはじめ、インドやジャマイカなど世界各国から18 都市が参加。昨年はその縁で、浜松市の音楽関係者がハノーファーを訪れました。

音楽都市に認定されたことにより、ハノーファーは「国際性」「イノベーション」「教育と後継者」「経済的相乗効果」を4つの柱に掲げ、音楽製品の製造や音楽教育の促進をはじめ、音楽を通した国際的な結び付きを強めるネットワーク作りに尽力しています。

この音楽の街に先日、大阪府立清水谷高校合唱部の皆さんが訪れ、指揮者の詫磨眞樹子教諭の指揮のもと、「桜」など日本の歌や、英語やドイツ語の歌を披露しました。市内2カ所の学校でコンサートを開いたほか、ハノーファー市庁舎の入り口ホールでも歌いました。このホールは吹き抜けで、天井がドーム型になっています。100年を迎える歴史ある建物で、窓から入ってくる淡い光を受けながら、階段に並んだ生徒たち30人が歌い始めると、近くにいた職員や市民が足を止めて聴き入りました。ヘルマン副市長も絶賛し、歌い終わった後はホール内の空気が余韻で震えているのが分かりました。生徒たちにドイツで歌うことについて聞くと、日本と比べるとドイツは観客の反応がダイレクトであるとのこと。拍手や「ブラボー!」という歓声が客席から上がるため、歌いがいがあるようです。

水谷高校合唱部
市庁舎で美声を披露する清水谷高校合唱部の生徒たち

2015年の調査によると、ハノーファー市民の91% が同市での生活に満足しており、市民の満足度が他都市と比べて高いのは、このような文化芸術分野が充実しているかもしれません。例えば5月21日に市庁舎前のトラム広場で開かれるジャズフェスティバルは今年で第50回を迎えますが、無料とあって毎年多くの市民が楽しみにしています。ユネスコ認定をきっかけに、音楽活動をますます推進しているハノーファー。音楽は日常を豊かにし、国を超えて人々をつなぐものだと改めて感じます。

ユネスコ音楽都市ハノーファー: www.hannover.de/UNESCO-City-of-Music

田口理穂(たぐち・りほ)
日本で新聞記者を経て1996年よりハノーファー在住。社会学修士。ジャーナリスト、裁判所認定ドイツ語通訳・翻訳士。著書に『市民がつくった電力会社: ドイツ・シェーナウの草の根エネルギー革命』(大月書店)、共著に「お手本の国」のウソ(新潮新書) など。
 

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