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So. 20. Okt. 2019

Die Oide Wiesn -オクトーバーフェストの今昔

世界的に有名なミュンヘンのビール祭り、オクトーバーフェストの季節が近づいてきました。1810年10月に行われたバイエルン皇太子結婚祝賀競馬レースを起源とするこの催しは、今年で182回目を迎えます。毎年延べ650万人が訪れ(ちなみにミュンヘンの人口は150万人)、740万リットルのビールと51万羽の鳥の丸焼きが消費される、一大イベントです。

2週間にわたるこの期間中、家族や友人と存分に楽しむために休暇を取る人、本職を休んでビールテントでウエイトレスとして働く人、会社ぐるみの飲み会の席を設けて同僚とコミュニケーションを深める人たちなど様々が集います。夜の喧騒を避けて、穏やかにお祭りの雰囲気を楽しみたい人々は、まだ日の高い早めの時間に、余裕を持って会場を訪れます。

世界各国からの観光客は来場者全体の20%に達し、最も多いゲストはイタリアからで、そのうちの19%を占めます。特に来訪者の多い「イタリアン・ウィークエンド」と呼ばれる第2週目の週末には、ミュンヘンのラジオ局はイタリア語で交通情報を伝え、警察や救援担当人員の確保のため、南チロル地方へ応援が要請されます。また、遠くオーストラリアやニュージーランドから訪れる人々は、「キーウィ・ディ」と呼ばれる独自の前夜祭(オクトーバーフェスト開催直前の木曜日)を、ミュンヘン南西部にあるアンデックス修道院に付属する醸造所のビアガーデンで楽しむそうです。

さて、そんな賑やかなお祭りですが、数年前からノスタルジックな一角「Die Oide(oid=alt、古い) Wiesn」(入場有料)が誕生しました。2010年に、オクトーバーフェスト生誕200年記念の特別イベントとして当時のお祭りの様子を再現したところ、評判が高く、定期開催されることになったエリアです。初回時には、1810年当時にならって馬場を設置し、馬術競技やレースが開催されました。

青空の下、クラシックな耳飾りが映える
青空の下、クラシックな耳飾りが映える

今年はオートバイショーやマリオネット劇、お祭りの歴史を振り返ることができる博物館エリアや、1900年代前半に製作された乗り物のアトラクション、子ども向けの体験コーナーなどが用意されています。古き良き時代をしのぶテイストで建物も統一され、バイエルンの伝統と温かなホスピタリティーを会場全体で感じることができます。

ノスタルジックなメリーゴーラウンド
ノスタルジックなメリーゴーラウンドを体験

伝統的なお祭りに、伝統衣装は欠かせません。南部ドイツの民族衣装トラハト(Tracht)のレザーパンツ(Lederhose)や、女性のディアンドル(Dirndl)と呼ばれるエプロンドレスの人気は年々高まっています。ディアンドルにも時代によって流行があり、丈の長さも膝丈やふくらはぎ丈、クラシックなくるぶし丈などありますが、いろいろと試して自分に一番似合うシルエットを見付けるのがベストだそうです。今年のトレンドカラーは爽やかなブルー。ドレスとエプロンは、どちらかをモノトーンに、どちらかを模様付きにして組み合わせる、またはストライプ柄のエプロンを取り入れるのが今年流のようです。

2015年オクトーバーフェスト
会期: 9月19日(土)12:00 ~10月4日(日)
www.oktoberfest.de

Yoshie Utsumi
日独の自動車部品会社での営業・マーケティング部門勤務を経て、現在はフリーランスで通訳・市場調査を行う。サイエンスマーケティング修士。夫と猫3匹と暮らし、ヨガを楽しむ。2002年からミュンヘン近郊の小さな町ヴェルトに在住。
 
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