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Di. 29. Nov. 2022

南国情緒溢れる ブランケネーゼの階段地区

友人がハンブルクを訪ねてくると、必ず案内するのがブランケネーゼの「階段地区」(Treppenviertel)です。ブランケネーゼは、ハンブルク市内中心部から西に約10キロの所にある、ハンブルク市でも有数の高級住宅地。エルベ川沿いにある約72メートルの高さの丘の斜面上に住宅地があり、曲がりくねった細い小道やたくさんの階段があるため「階段地区」と呼ばれます。

歴史的な古民家や、北ドイツ特有のわらぶき屋根の家が並び、眺めも良いのでちょっとしたハイキングを楽しむこともできます。特に天気の良い夏の風景は、まるで地中海を訪れているような情緒があるため、多くの観光客が訪れます。階段は、この地区に全部で5000段もあるそうです!

どこまでも続く階段どこまでも続く階段

今回は、久しぶりに一人で行ってきました。ブランケネーゼの駅から教会があるマルクト広場を過ぎ、メインストリ-トを行くと、エルベ川の方向に下る階段が見えてきます。この辺りから「階段地区」が始まります。そのまま一気に降りると目の前はすぐエルベ川ですが、途中、さらにまたいくつもの階段があるので、地図は見ずに、気の向くままに階段を上ったり下りたりして歩くのがおすすめです。

疲れたら階段に腰掛けて、エルベ川を眺めながら一休みしましょう。古いすてきな家が並び、良く手入れされた庭も見ていて飽きません。きっとどの家からも素晴らしいエルベ川のパノラマ風景が見えて、毎日がバカンスのようなのでしょう! 一体こんなすてきな家にどんな人が住んでいるのかしらと、わくわく想像してしまいます。

家の格子窓がかわいらしいです家の格子窓がかわいらしいです

一方で、これだけ階段がある地区にピザの配達や、郵便屋さんは来てくれるのか? と余計な心配をしていたら、荷物を抱えて郵便屋さんが階段を上って行く姿が見えました。階段の下までは、ところどころ車が入れる道路もあり、「山のヤギさん」と地元住民から呼ばれる小型バスが巡回しています。

階段が多く、確かに住むには不便な面もあるかもしれませんが、この地区はハンブルク市民の憧れの地でもあるようです。1300年代には、この丘には貧しい漁師たちが住んでいたそうです。

階段の先に見えるわらぶき屋根の家階段の先に見えるわらぶき屋根の家

今はハンブルクのお金持ちが週末だけ過ごす家として利用したり、有名人も多く住んだりしているのだとか。例えば、今は亡きデザイナーのカール· ラーガフェルドも、かつてこの地区にヴィラを所有していました。またブラ-ムスも、1863年に約3カ月ここに滞在し作曲したといわれています。

もちろん5000段の階段はクリアできませんでしたが、約2時間、階段を上ったり下りたりして、駅にたどり着いた頃には足がガクガク。ですが、何度訪れても新たな発見があるプチバカンスを楽しめました。

岡本 黄子(おかもと きこ)
ハンブルグ郊外のヴェーデル市在住。ドイツ在住38年。現地幼稚園で保育士として働いている。好きなことは、カリグラフィー、お散歩、ケーキ作り、映画鑑賞。定年に向けて、第二の人生を模索中。

 
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