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最先端技術とデザインが集結 見本市「アンビエンテ」

切ったり、貼ったり、描いたり……。少しずつ春らしさを感じてきたものの、相変わらずの引きこもり生活のなか、スクラップブック制作を始めました。日本に住んでいた頃から趣味で作っていたので、ドイツでも新しく作ろうと思い、奮発して40ユーロの大きなノートを購入! かわいくデコレーションしたいのに、心ときめくアイテムになかなか出会えず手が止まっていたとき、「アンビエンテ」に行く機会に恵まれました。

懐かしいのに新しい! 彫刻刀で版画を作るワークショップの様子懐かしいのに新しい! 彫刻刀で版画を作るワークショップの様子

アンビエンテとは、毎年フランクフルトで開催されている世界最大級の国際消費財見本市で、出展は4000社超、170カ国から15万人が集結する展示会です。会場はメッセ・フランクフルトで、中央駅から徒歩10分ほどで到着します。展示総面積は世界第3位を誇り、なんと東京ドーム約7個分! 広大な敷地をシャトルバスで回ることも可能で、荷物や上着などのかさばるものがあれば出入口で預けられます。

いざ会場の中に入ると、文房具だけではなく、家庭用品、インテリア用品、家具、家電、電化製品、キッチン雑貨、食器、調理器具、手工芸品、オフィス用品・機器、ファッション・アクセサリー、ギフトアイテム、アートなどの洗練された日用品が勢ぞろい。生活をより豊かにする新たな製品を探しに、世界中から業界人が集まり商談をします。

クリエイティブワールドでは着物姿のカリグラファーのデモンストレーションが大人気!クリエイティブワールドでは着物姿のカリグラファーのデモンストレーションが大人気!

大胆で個性的なデザイン、研ぎ澄まされた伝統的な職人技、デジタル技術を活用した最先端テクノロジーとさまざまなアイデアが駆使され、とても刺激的な空間です。各ブースではデザイナーや技術者たちが自らの作品について熱心に説明をしてくれます。その背景にあるストーリーやコンセプトをふまえて、実際に製品を使ってワークショップで体験したり、デモンストレーションを見たりすることができます。

今年、日本からは74社が出展。日本のメーカーはどこも大盛況でした。親しみのあるブランドや地元の企業もあり、「MADE IN JAPAN」の文字を見ると、とても誇らしくうれしい気持ちになります。欲しかったものを見つけたので購入したかったのですが、まだ展示会が続くため販売はできないとのことでした。スタッフさんいわく、最終日には展示物を販売するブースもあるそうです。

アート作品のコーナーでは巨大な美しい絵画作品に囲まれ、迷路の中にいるような気分にアート作品のコーナーでは巨大な美しい絵画作品に囲まれ、迷路の中にいるような気分に

さまざまなインスピレーションを受けて、スクラップブックづくりがさらに楽しくなりそうです。また機会があれば、ぜひ足を運びたいと思っています。

佐藤 祝 さとう しゅく
1992年生まれ、岡山県出身。B型。転職のため2023年4月よりフランクフルトに移住。休日は家に引きこもりがち。現在の目標は出不精の克服。将来の夢は、愛犬と欧州50カ国を巡ること。

 
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