JAL
Di. 07. Dez. 2021

市庁舎開放日

3月22、23日の2日間、フランクフルトの市庁舎で庁舎内を一般公開するイベント「Einblick ins Rathaus」が開かれました。旧市街にある市庁舎は、切り妻屋根の美しい建物が人気の観光名所です。普段は外観を楽しむだけの市庁舎ですが、期間中は歴史ある庁舎内の見学に加え、市政に携わる人々と交流するイベントも催されました。

正面入口から市庁舎へ入ると、吹き抜けの階段ホールがあります。隣のレーマーホールとその先のL字に続くスワンホールは高いアーチ型天井の下に広がる空間で、見本市などのイベントに利用されているそう。この日は市役所の各課や公共サービスのブースが並び、来庁者と市職員や市議会議員、ボランティア・スタッフが賑やかに対話をしていました。ホール裏にあるのは、1627年に建てられた螺旋階段と噴水がある庭。スナックの販売ブースが出ていて、一時の憩いの場になっていました。

アーチ型天井の回廊
アーチ型天井の回廊

螺旋階段を上ると、壁に大きなタペストリーが飾られたリンプルクホールへと出ます。かつて市議会本会議場だったこの場所には、Frankfurter Schrankと称される美しいバロック様式のキャビネットが並びます。この日は再生紙を使って作った椅子と机、そして「黄金の本」と呼ばれる市の公式ゲストブックの紹介ブースが設置されていました。歴代の来賓たちの署名が連なる黄金の本は、一見の価値ありです。

続いて、市庁舎の中で最も有名な「皇帝の間」へ。その昔、皇帝戴冠の祝宴が開かれていた広間は、今でも重要なレセプション会場として使用されています。歴代の皇帝52人の肖像画が壁にずらりと並ぶホールは、まさに圧巻でした。

歴代の皇帝52人の肖像画が並ぶ皇帝の間
歴代の皇帝52人の肖像画が並ぶ皇帝の間

2階のホールには世界地図が設置され、来庁者たちが出身地と現住地にピンを刺していきます。期間中の来庁者数は約2万5000人。世界地図上には、1000本以上のピンが留められました。また、40のガイドツアーがドイツ語はもちろん、英仏スペイン、トルコ語でも行われたというのは、国際都市フランクフルトならではだと思います。

本来はそれぞれ独立した建物を合わせて利用している市庁舎の内部は複雑に入り組んでいて、あちこちに歴史の片鱗を感じます。チャぺルやアーチ型天井、階段や広間などもじっくりと見学できました。また、地下の食堂(Ratskeller)ではコーラスやダンス、日本の踊りのほか、市長や議員のスピーチなどのイベントが行われていました。さらに、市長の職務室や市議会室などを見学し、市長や市議会議員が市民と対話する機会も設けられるなど、私も一市民として、市政とその舞台である市庁舎を身近に感じることができました。

ユゴ さや香
2003年秋より、わずか2週間の準備期間を経てドイツ生活開始。縁もゆかりもなかったこの土地で、持ち前の好奇心と身長150cmの短身を生かし、フットワークも軽くいろんなことに挑戦中。夢は日独仏英ポリグロット。

 
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