東日本大震災から10年 オメラスとフクシマ
19 März 2021 Nr.1142 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】今年1月、原発事故に詳しい芸人のおしどりマコ・ケンさんのオンライン講演会に参加した時に、「オメラス」のイメージが頭に浮かび上がりました。オメラスとは、小説『ゲト戦記』で著名な作家アーシュラ・K・ル=グウィンが描く短編『オメラスから歩み去る人々』に出てくる美しい自然に恵まれた架空都市です。
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ホリスティックなごはんでネコと人に幸せを
19 Februar 2021 Nr.1140 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】スーパーにずらりと並ぶネコの餌、これらは体にいいのでしょうか、何が入っているのでしょうか。そんな疑問を抱いたベルリン在住の藤川志野さんは、ネコのホリスティックなごはんをテーマとしたビジネス「kuronogohan(クロのごはん)」を昨秋立ち上げました。
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『はるかな国の兄弟』を読むロックダウン中の冬の日々
22 Januar 2021 Nr.1138 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】例年バタバタと過ごすことの多い12月ですが、昨年の終わりはいつの間にか過ぎ去り、静かに2021年がやってきました。冬休み中は、どこかに出かけるということもなく自宅で家族と過ごしていたのですが、大みそかには子どもたちと一緒にクッキーを焼いて、お世話になっている人たちの家に窓越しのご挨拶へ。
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ドイツで活躍する日本人舞踏家たち
18 Dezember 2020 Nr.1136 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】「舞踏」というと日本発祥で、不思議な踊りというイメージで、実際に見たことはありませんでした。先日ハノーファーで2回舞踏を見る機会があり、その独特の動きに惹きつけられました。
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ドイツの図書室で日本語の本を読もう
6 November 2020 Nr.1133 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】子どもと一緒に日本に帰るとき、僕は地元の小さな図書室をよく利用します。子どもたちが日本語に触れる機会として、絵本の読み聞かせは貴重ですし、ゆっくり眺めながら手に取った本を、家で開く時間は贅沢です。
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原爆投下から75年ハノーファーでの式典
2 Oktober 2020 Nr.1131 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】広島市と姉妹提携しているハノーファー市で、今年も原爆の犠牲者を追悼する催しが開かれました。新型コロナウイルスの蔓延を受け、式典の参加者を限定し、感染防止対策を施した形での開催でした。
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アフリカ出身哲学者アモの足跡をたどって
18 September 2020 Nr.1130 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】米国のミネソタ州でジョージ・フロイド氏が警察官に窒息死させられたのは、今年5月のこと。以後、世界各地でBlack Lives Matter(BLM)運動が展開されており、僕もハノーファーでデモの熱気に触れる機会がありました。
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デジタルのレオナルド展とユーモアたっぷりのアヒル展
21 August 2020 Nr.1128 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】ニーダーザクセン州立博物館では、「レオナルドの世界 ダ・ヴィンチ・デジタル」と「ダックオメンタ 世界アヒルミュージアム」の二つの特別展が開かれています。
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子どもたちへのご褒美 博物館を家族で貸し切り
17 Juli 2020 Nr.1126 文・写真 国本隆史
【ハノーファー発】先日、「Lebendkontrolle:Ich lebe(生存コントロール:私は生きている)」というグループ展に参加したので、レポートしたいと思います。この展覧会では、刑務所に収容されている若者とアートを学ぶ学生が協力し、八つの作品を発表しました。
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赤い糸をたどってハノーファーの名所案内
19 Juni 2020 Nr.1124 文・写真 田口理穂
【ハノーファー発】ハノーファーといえば見本市が有名ですが、観光地としてはあまり知られていません。しかし実は、街のあちこちに伝統的な建物が残っており、興味深い歴史を垣間見ることができます。今回のレポートでは、そんなハノーファーの名所に導いてくれる「赤い糸巡り(Roter Faden)」をご紹介します。
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