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ロンドンのゲストハウス
Mi. 20. Nov. 2019

公共空間の活用例 期間限定の手作りプロジェクト

ライプツィヒ中心幹線道路リングの脇に位置するグラッシィ博物館前に、市が所有する緑地があります。かつて教会が建っていた記念の場所として、手入れされた芝生が広がり、春は桜の名所としても有名です。そこに5月〜7月の3カ月間限定で、ライプツィヒ近郊ハレ市のデザイン学科の大学生が主体となってプロジェクトが行われました。

「meyouwedo」と名付けられたこのプロジェクトは、国籍やバックグラウンドに関係なく誰にでも開かれた場所として、さまざまなイベントを展開。それも、運営側がプログラムを用意して一方的にオーガナイズするのではなく、アイデアがある人は好きに持ち寄り一緒に参加することを前提としています。

いつもは芝生が生い茂るだけの場所に、学生達がプラットフォームとして舞台とボックスを作り、その場所で多様な人達が入れ替わりでプログラムを盛り上げます。

自転車工房、木工房、アートのインスタレーション、映画上映、読書会、教育プログラム、遊びのワークショップ、コンサート、ごはんの会など、そのアイデアは多岐にわたります。色々な分野で交流を図ることにより、内容もバラエティーに富んだものになりました。さらに、プログラムが多様になるだけはでなく、同じような興味・関心を持つ人々が集まり、知り合うことで、新しいコミュニティーの輪が広がります。

サマーフェスティバル
サマーフェスティバルでは、4カ国の料理が振る舞われた

難民を支援する団体が多く関わっていた影響で、来場者には難民・移民の姿が多く見られました。普段は集合住宅で閉じた生活をしている人達も、集まって料理を一緒に作って食べ、ライブミュージックに合わせて踊ったりと、ドイツ社会に積極的に関わる時間を共有していたように思います。

今回のイベントによって芝生が広がっただけの緑地は、人々が集いアイデアやコミニテイーが生まれる場所に変わりました。ここは周囲を道路に囲まれているので、大きな音に苦情が出ることを気にしなくて済むという利点もあり、皆が存分に楽しめました。

7月23日、最後の大きなイベントとなるサマーフェスティバルには、私達ライプツィヒ「日本の家」も寿司ワークショップで参加。この日は天気にも恵まれ、500人を超える来場者でにぎわいました。ライブミュージックが流れる横で、食べて飲んで、芝生の上に寝転がって、人々は自由にくつろぐー。公共空間のこのような使い方は、都市全体にポジティブな多様性を生んでいると思います。きれいに管理された芝生も、使ってこそ場所の意味があるといえるのではないでしょうか。

http://meyouwedo.de

芝生に座って音楽を楽しむ人達
芝生に座って音楽を楽しむ人達

ミンクス 典子
ドイツ建築家協会認定建築家。福岡県出身。東京理科大学建築学科修士課程修了後、2003年に渡欧。欧州各地の設計事務所に所属し、10年から「ミンクス・アーキテクツ」主宰。11年より日独文化交流拠点ライプツィヒ「日本の家」の共同代表。
www.djh-leipzig.de
 
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